雑記

mixiに書いている日記の代わりだったりします。

2007/09/22

ベルリン日記(8)

※ この日記は2007年09月17日 23:36 に mixi に掲載されたモノです。

今回が最終回です。たぶん。番外編とかあるかもしれないけれど。

結局、ベルリンからロンドンまでのチケットはオンライン座席予約ができないらしい。が、今回はANAの旅行予約だったのだけれど、BAはワンワールド。つまりJAL。これはマイレージカードを持っていたので、早速登録。まぁ、早めに空港に行けば、いい席になるだろ。

ということで、自然の摂理と戦いながら、オンラインチャット。途中で切れたけど。俺の声が先方に聞こえるだけ。本当にクリアに聞こえたのかどうか、オレにはわからないのだけれど、画像も見えたみたいなので、まぁ良いことにしましょう。ええ、実は都内の某ホテル、って言ってもわからんだろうし(実際には、太陽光が当たっていたので十分にわかると思うけどね)。

夕食は軽めにすませて、とっとと就寝。

で、起床。なぜか現地時間でも、日本時間と同じ時刻に目が覚める(苦笑)。で、一服しながらCNNを。朝食ウマー(何度も繰り返すけれど、本当にうまい)。ジェリーのチーズは、やはり苦味が。そして、ちょっとパサパサしている感じ。トマトなんかと一緒にすると、それはそれでいいかも。

がっつり朝食を食い、シャワーを浴びて、これからの長旅の準備。・・・・あれ?これ、師匠のおみやげだ。師匠は手ぶらだったので、おみやげをオレに託していたのだ。これは師匠の大切なモノ。返さなければ!

師匠に電話。えーっと、ホテルのチェックアウトから空港の待合いまでの時間があるので、届けに行きますよ。いなかったら、フロントに預けておきます、ってなことにしておいた。

すると、数分と立たないうちに師匠から電話。徒歩ツアーに出かけることにしたんだけど、くる?

えーっと、時間的に空港にいなければならない時間には間に合わないので、と師匠の誘いをお断り。すみません。

で、チェックアウトして、師匠のいるホテルに向かうには、トラムに乗っていくのも良いのだけれど、なにしろ荷物が多すぎる。なので、ホテルのバスで、近くまで出かけることに。

えーっと・・・バス、来ませんが。

と、日本語で会話をしている親子を発見。一服していたので、「失礼ですが、日本の方ですか?」と声をかけてみたら、「ええ、あ、あなたも日本の方ですか」と、ちょっと意気投合。で、バスの行き先がわからないまま、フロントに「このバスに乗ればいいから、ほら速く!」ってなことで、バスに駆け込み、荷物をバスの中に積んでもらう。

で、車中、その親子(といっても、オレと変わらないくらいの息子と、オレのオヤジくらいの年齢の父)と日本語で会話。で、なかなかすごい人だな、と思ったら、大学の物理の先生と、その息子さんということがわかった。

宇宙のチリがぶつかった衝撃を地球に送信することで、宇宙塵(うちゅうじん)のデータを回収しよう、ということらしい。そのための会議でベルリンに来ていた、とのこと。息子さんはこの先1ヶ月半ほどいるようなのだが、目的は話してくれなかったので、こちらからは聞かなかった。

で、すごいですねー、真空の世界で集めるのは難しいのでは?って聞いたら、「だから、集めないんですよ。地球にぶつかる前に大気圏で燃え尽きるようなチリを、受け止めるんです。で、ぶつかった衝撃をデータにして報告するんですね」、とのこと。

ひょっとしたら、本当の宇宙人もぶつかるかもしれませんね、などと冗談を交わして、「学生向けのおみやげを買いたいのですが、なにかありましたか?」と聞かれた。んー、ホテルのそばに、ドンキ的何かはありましたよ、と教えておいた。ついでに、その隣にスーパーもあるので、便利かもしれません、ってなことも。

そこで名刺をお渡し(先方は持っていなかった)し、「これも何かの縁ですから」と写真を撮ってもらう。後でメールで送ってくれるらしい。わくわく。

では、よいご旅行を、とポツダム広場の隅っこでお別れし、師匠のいるホテルへ。

広場では、干し草をサイコロ状にしたもので子供が遊んでいる。もちろん、赤十字も完全バックアップ。へぇ。ハイジの世界ですな。遊びたかったけど、荷物の多さと、大人が遊ぶ恥ずかしさに負けた。が、干し草のいいにおいはした。

師匠のいるホテルまでは、ここからだと電車で2駅とか3駅とか。なので、とっととホテルへ。師匠は徒歩ツアーにでかけてしまったようなので、フロントに「これ、渡してください」と、お願いしておいた。

では、最後は空港で時間をつぶしましょう、ということで、空港近くの駅まで電車で移動して、空港までバスで一直線。

さてと、ここでやるべきなのは、税関審査(免税手続き)と、その払い戻し手続き、そしてチェックイン。

まず、到着日に聞いていたゲートまで歩いていくと、自動チェックイン機があったので、操作・・・・できない。よく見ると、「故障しております」だってさ。

反対側のチェックイン機の表示を英語に切り替え、チェックイン開始。パスポートを読ませ、予約番号を入力すると、「手荷物を見知らぬ人から預かりましたか?」とか「手荷物を誰かに渡しませんでしたか?」という質問が表示された。テロ関連の質問なんだろうな、きっと。いずれにしても、どちらもNO。すると、「旅程表のコピーを印刷しますか?」と聞いてきたので、これも記念品としてYES。

すると、座席が。窓側に指定されていたのだけれど、残念ながら肩の部分。これじゃ、外は何にもみえない。なので、できるかぎり前方にしてみる。

無事発券。カウンターに行って、荷物だけでも預けようと思ったら・・・・「あんた、早すぎるのよ」と怒られた。ここで引き下がるわけにもいかないので、「このカウンター、どこにある?」と免税の書類を見せると、0番の先、とのことだったので、0番に行ってみる。

見あたらない。で、再度聞いてみる。右にあるという。で、まっすぐ行ってみると行き止まり。あれ?ということで、行き止まりでお巡りさんがいたので聞いてみた。反対側だ、という。あれれれ?

ちょうど中間にひっそりとした空間につながるルートがあって、そこにあるのでした。

すると、免税書類を受け付けてくれる人はいるのだけれど、税関が見あたらない。どこ?って聞いてみた。となり、ということだったので、くるりと回ってみると、あった。入ってみると、先客が。待っていたら、「こっち開いてるよ」と教えてくれた。で、航空券、パスポート、免税書類を出して、しばし待つ。航空券、パスポート、そしてチェックされた書類が順番に帰ってきた。笑顔もなにもない。もうちょっと親切ってものがないのか、と思ったら、彼の腕には、「塀の中に1回入っていました」的な落書きが。えーっと、今の親切心の件については、聞かなかったことにしてください(ってか、思っただけでいってないんだけど)。

そのまま引き返し、免税してもらう。約8ユーロが返ってくるらしい。ありがたや。

が、この先、メシのタイミングがわからないので、軽くサンドイッチとコーヒー牛乳を。合計で4ユーロ。これで、主な小銭はすべて消費したので、あとは楽になるな。

外でサンドイッチをほおばり、コーヒー牛乳を飲みながら、たばこを一服。ふぅ。この先、半日以上の禁煙になるわけだから。

さてと。

ヒマ。

なので、空港の無線LANをつかってしばし遊ぶ。で、チェックインの行列の2番目に並んで待つことにした。「なんでも時間が来るまで、チェックインできないみたいですよ」と、旅行者同士で話ながら、開始時間を待つ。

チェックイン開始。

荷物は、無料限界の20キロちょうど。くるときが14キロだったから、約6キロ増えております。で、成田までそのまま運んでもらうように手続きして、パスポートにシールを貼ってもらう。これをヒースローで見せなさい。それで向こうの人にはわかってもらえるから。いい?とカウンターで親切に教えてもらう。なるほど。印籠みたいなもんですな(違)。

で、とっととゲートまで進もうと、出国審査に進んだら・・・・「ダメだよ、早すぎる。また来てくれるか?」と審査官。「いやだ。だって、チェックインしたんだよ?なんで入れないんだよ?」とちょっと意地悪してみた。

「前の飛行機が飛んでないから、前の客と一緒になってしまうと大変だろ?だから、あと30分ほど待ってくれないか」だってさ。まぁ、事情はわかったので、そのまま待つことに。前の飛行機が飛び立ち、一息ついたところで審査官が「お待たせ」と入れてくれた。出国!

で、ブーブーゲートを通過して、ゲートで何気なくテレビに見入っていたそのとき。

・・・・・あのー、飛行機が墜落している映像が出ているんですが。英語とドイツ語で「どこだ?」「どこの国だ?」「どこの航空会社だ?」的会話でちょっと騒然。まぁ、実際にはヨーロッパではない、ということで、みんな安心したみたいだけれど。

ここの免税店で最後の土産かもしれない、と思って、免税品を購入。いろいろと。

で、ロンドンからの飛行機が、搭乗時刻30分前に到着。ん?それ、大丈夫なの?入国審査で延々と行列を作る人々。それを横目に見ながら、行列をつくり、とりあえず搭乗案内を待つ。

搭乗時刻になり、「それではどうぞ」と搭乗ゲートに航空券とパスポートを渡すと、「ようこそ」と日本語で挨拶。知ってるんだろうな。みんな、淡々と席に乗り込む。出発。ん?折り返し便にしては、機内清掃とか早くない?っていうか、してないんじゃ?

予感的中。してません。まぁ、そういうものなのだろうから、いいのだけど。誰も不安に思ってないみたいだし。ちょっと昼寝。いつ寝られるかわからないわけだから。と、軽食としてサンドイッチが(苦笑)さっき食ったばかり、と思いつつ、オレンジジュースとともに。ええっと。ええっと。でも、うまいです。

ヒースローには定刻通り到着。機内のテレビでは、延々と現在地と目的地までのルートマップが表示されている。緯度としてはあんまり変わらないらしく、「そのまんま東」へ。

ほぼ定刻通りに到着・・・・と思ったら、機内アナウンスが。「前の飛行機が出発していないので、ゲートにいけません。15分ほど着席してお待ちください」とのこと。よくあることなんだろうな。辛抱強く待つしかない。

で、オレは乗り換えがあるから、乗り換え専用のロビーに急ぐ。が、工事中でなかなか鉄パイプが向きだしで、旅行に来たと言うよりも、工事現場を歩いている感覚だけ。で、FCCっていうらしい、乗り換え専用ロビーに到着。ここで厳重な手荷物検査が。

えーっと、PCは別に検査します。液体はポリ袋に入っていること、ただし、免税品の場合は密封されていること。金属がついている靴は脱いでください、と、かなり丁寧に説明しているのだけれど、1回約5分ほどの説明を3ターンほど見るくらいの行列。しかも、前の人が終わらないと、こっちも進めないらしい。えー。と後ろにいた老夫婦が時計をちらちら。「お急ぎですか?」と聞いてみたら、「次の飛行機まで5分しかないんだよ」とのこと。オレと順番が変わったところで、短縮になるかどうかはわからないけれど、まぁ、交換しました。で、オレの番。無事に通過。見た目の怪しさはチェック対象外だったようです。

ここからターミナルを移動するバスに乗るわけですが、このバスが約5分間隔で、10分の所要時間とのこと。えええええ。そんなに広いの?

と、文句を言っても乗るしかないので、バスに乗り込み、空港の雰囲気を見てみる。えーっと、古いです。なので、拡張の跡が見て取れるので、非常に複雑な構造です。が、煉瓦造りだったり、風情もあります。が、空港関係の車と同じところを走るので、隣にはコンテナとか、タラップ車とか。それはそれでおもしろい体験ではありました。

で、目的地のターミナルに到着。チケットとパスポートを見せて、ベルリンで預けた荷物は成田まで持って行ってもらう手続きの確認をしてもらう。で、搭乗口の集合は10分後になりますので、中をちらちら見る程度しかできませんが、みたいなことを言われつつも、それに従う。

で、ふと案内を見ると、オレの乗る搭乗口までの平均所要時間が20分って書いてあるんですが(苦笑)。これ、見てるヒマないよね??ということで、とりあえずゲートに急ぐ。歩いても歩いても、つきません。なんとかゲートを見つけ、搭乗手続き完了。ここの飛行機は事前座席指定を済ませていたので、なんと言うこともなく搭乗。

えーっと、隣に座っている方が「その筋」に見えるのですが。半日以上、同じ空間に閉じこめられるわけですか?そりゃこまったなぁ・・・・・

今度はそのまんま西へ。機内では、まず夕食、そして到着の2時間ほど前に朝食を出してくれる、というアナウンスだったので、夕食。今回も和食。うまい。で、ここで寝ておかないと、あとが大変なので、ヤクを飲んで、ぐっすり。と思ったら、隣のその筋系の人が、酒を飲み過ぎて、紙袋を持ってトイレの前に。飲み過ぎだっての。気圧が低いから、結構簡単に酔う、という話は聞いたことがあるけれど、そこまで飲まなくても。

と思いつつ、気がついたら寝ていた。

適当な時間に起床。ちょっと寒くないかな。と思いつつ、夢と現実の世界を行ったり来たり。そのうち機内が明るくなってきた。なるほど。朝食をいただき、オレンジジュースを飲み、無事に成田空港に墜落と思えるような無理矢理なランディングで到着。

あとは、入国審査を受けて、荷物を引き取り、税関。で、入国審査は日本人の場合はスタンプを押してもらうだけで、難しいことはなかった。次に税関。荷物を引き取り、事前に免税の範囲というのはわかっていたので、免税に側に並び、パスポートを渡す。「えー、どちらから?」

ベルリンからロンドン経由できました。「ご旅行ですか?」ええ、夏休みで。「申告するようなものはございますか?」いや、特にありません。「そうですか、ではいいですよ」と、所要時間3分でクリア。荷物も開けなかったし。やっぱり怪しげではあっても、ちゃんと受け答えができればよいようです。

さて、日本上陸ぅー。まずは一服。・・・・あれ?ベルリンではあったはずのたばこがない。あれー。喫煙室で1本もらい、とりあえず一服。

あとは電車に乗り込み、1時間で我が家の最寄り駅。そこから夕食を買い、もう面倒なのでタクシーに乗り込む。

帰宅。ふぅ。

まったりしていてこんな時間。

とりあえず、写真と動画の一部はアップしました。写真の編集(というかコメント)はそのうちに。バックアップしているデータも存在しているので、そのアップは次の週末、かなー。

さて、夢のようなベルリンの旅でした。そして、非日常の生活から、日常の生活にギアを戻さなければなりません。

今日はもう寝ることにします。お休みなさい。

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