今日は疲れてしまったので、明日の予告。「頭がいい(という思いこみ)」と「電話 その後」の2本立てです。んがぐぐっ。
ネットワーク系エンジニアは、常にネットワーク図を作成している。あとで構成変更が入ったときに困るから。建築家だって、ビルの設計図を作成する。あとで工事が入ったときに困るのはもちろん、避難経路とか火災にあったときのマップとして使うから。なのに、プログラマは設計書に手を抜いてしまうことがある。プログラム通りにコンピュータが動く訳だから、プログラムはある意味で「設計図」だといっていい。だから、プログラムの設計書には手を抜いてしまう。ひどいときはロジックだけを書いてしまい、バグが起こりやすい条件判断だとか変数の変遷はかかれないことになる。
最近のオブジェクト指向言語では、シーケンス図とクラス図が重要なので、ある程度のことはかかれることが多いが、それでも条件分岐のマトリクスが必要な状態(って条件分岐マトリクスが必要なロジック自体、その前の設計に改善の余地があったりするのだけど)でも、フローチャートに落とし込んで終わることが多い。そして、プログラマには「かかれた日本語で」くませることもある。それは大きな間違いで、ちゃんと図で説明できないとなーって思うことがある。
マクロで、条件分岐マトリクスを入力すると、そのままコードの骨組みができるような仕組み。最近だと開発用のソフトが普及してきているので、かなり簡単になってきているとは思う(が、使ったことはない)のだけど、それがなかなかできていない感じがする。
設計書を見て、それを解釈して作り上げるのがプログラマの魂なのか。頭がいい(と世の中に思われている)のがこの業界の人々に明示的にも暗黙のうちにも多いような気がする。そうではない。確かに、目に見えないメモリダンプとかデータベースを見ている。でも、それが特殊であるとか、高級であるという考えには反対。法律の世界だって、同じように論理的な考え方が必要になる職業。なにもこの業界が特殊というわけではない。専門職ではあるけれど。
高品質で作業をすること。職人技は大切だけど、品質をリスクにするような職人技は、もう求められていない。おそらく昔も求めていなかったはず。だから、品質を確保できる手抜きはどんどんやってほしいと思う。ちょっとの手抜きが、あとで大きなリスクになる。それはシステム屋じゃなくてもわかっていること。
ソースコードが設計書です、なんていう訳の分からない人種が幅を利かせるこの業界。なんとかならんのかな。あとで楽をするために、今からできること。
教え子からの電話があった。そして、彼からメールがきた。東京に出てくるのを延期した、と書いてあった。受け入れる準備は(部屋の掃除も含めて)していたのだけど。彼にとって、オレに相談することの優先度を下げたということなのか、それとも自分で決断してしまったのか。「学校行事で」と理由が書いてあった彼のメールに疑問を抱くことは、本来はあってはいけないことなのだが、その裏側に、オレよりももっと「相談できる」人に相談して、それで結論が出せるのであれば、その方が幸せなのだと思った。
オレにとっても、部屋の掃除がちゃんとできたという意味では、消して無駄なことではなかったけど。
相談するということは、半分は自分の中で結論がでている。だから、その背中を押してほしいというだけ。そのきっかけを、どう与えるのか。オレの中では、彼のメールの通り、東京に出てきたときに、どうやって背中を押してやろうか、気長に考えることにしよう。
下手すると、今週帰れない。むしろ、眠りたい。
報われる日はくるのかな。
なんとなく、へこむ日々。
かっちょわるいことを、自分がしてしまった。反省。
GNSのトラックバック機能が本格的に動き始めたようです。はい。で、挙動を見る限りはオレの実装とあんまり変わらないように見えますが、さすが作者、挙動も見栄えもいいですね。オレは動けばいいや、と思って作ったから。
ということで、こちらからもトラックバック。
なんとか今日のヤマを越えました。でも、今週のヤマはこの先まだまだ。明日の配信ができなくなるのではないかとちょっと心配になりながらも、メルマガの創刊号を準備。
個人的に招待されたmixi(招待された人以外はログインできないから、残念ながらリンクは張りません)が、有料サービスを展開することにしたんだそうな。で、ちょっと考察してみる。ライバルに けしかけられたから。
先日、mixiのユーザ数が30万人になったというリリースがあった。とすると、母数は30万と考えていい。おそらく、ある程度のITリテラシを備えた人が半分くらいいると推定してみる(じゃないと、機能を使いこなせるかどうか、ちょっと疑問だ)。
まずは荒く考える。2:8の法則を考える。30万人の2割が、全体の8割のビューを獲得していることにする。すると、6万人が、全体の8割のビューとなる。そして、6万人分のデータが、データ量の8割を占めていると言うことになる。最大容量で計算してみよう。1人あたり100Mのスペースが与えられているらしいので、6万人×10÷8×100Mということになる。約7テラちょっと、ということになる。ざっくり安全率をみると、10テラくらいあればよいだろう。それがクラスタリングされている(仮に、ここではRAID0、単純ミラーリングを考える。簡単だし)とすると、倍の20Tくらいということになるのだろう。さらにストライピングされていることを想定すると・・・やめておきます。暗算は苦手なので。さらに、DBを使用していることを考えると、メタデータ領域が必要になるので、10テラでも余裕度があるかどうか。
費用は、通常のWeb3層のシステムにメールサーバ、ネットワーク機器などを純正ハードで構成されるとすると、3〜5億円くらいはかかっているのだろう。かなり低めの計算になるから、この金額もざっくりだけど。バルク品を使えば、もっと安くできると思うが。ソフト開発はそれほどの問題ではない(仕組みが単純だし)。あとは、招かれざるユーザの変な書き込みを監視するくらいだが、キーワード検知をすることで運用はそれほどの問題にはならない。
今度は収入を考えてみる。ここでは広告が入る。そこで、クリック率を0.5%と想定する。30万人の広告収入が6万人によって8割方を占めると想定する。と、1人が30ページを1日で遷移すると仮定すると、6万人×30ページ×0.5%。それでも900クリックくらいになる。魅力的な市場とみるか、どうみるか(ログインしたユーザに特化した広告が出てくるのだとすれば、もうちょっとクリック率は高いのかもしれないが、今度はデータマイニングの手間がかかるので、コストをどう埋めるかという問題は消えない)。
有料サービスが月額315円となった。これも、2割のユーザが使うことを考える。6万人が315円を決済する。1890万円となる。純粋な収入としては、税抜き金額300円にクレジットカード手数料の50円(これも最低基準だったと思う)を引く。250円が純粋な収入になる。単純に1500万円が転がってくる。トラフィックが6万人が毎日アクセスするシステムとしては、ちょっと金額が少ない。が、運用コストくらいなら、月額として十分回収できるレベルだろう。
おそらく、リサーチという形での収入を得ているのか、それとも種まきフェーズとして考えているのか。これがビジネスとして成立するためには、もうちょっと先の未来を、実現するためのロードマップを確実に歩いていくしかない。ちなみに、この計算に手間取ったところを見ると、やっぱり起業には向いていない。
ついでに、計算が間違ってるかもしれないので、ご指摘はお気軽に。
気が付いたら5時間も経っていた。でも、心地よい疲労。
家の近所で工事が始まった。前に紙が入ってきていた工事らしい。うるさい。朝早くから迷惑だなーと思ったら、違う場所だった。ショック。
土日と続けて飲みに出かけた。それ自体、オレにとっては珍しい。もともと、酒が飲めないのだから。まぁ、飲む対象が酒ではなくウーロン茶になったくらいの差でしかないのだが。
土曜日は品川。日曜日は新宿。そして、結局同じようなメンツ(というか土曜日のメンツに2人追加下のが日曜日)だったけど。
いい機会だから、一気に書いてしまおうと思った。それは、「あー、なんかコミュニティになじんでない自分がいる」ということ。話もなかなか合わず、ファッションセンスもなんか違う(そうかー、こういう格好をするんだなーと思ったり、でもオレには似合わないなーとか思ったり)。なんだかオレが浮いていた。
そしていろんな話が出た。同世代だから話が合わないことは・・・・ないのだが。どうも共通項がない。技術論の話をするにもちょっと困る。みんなSEじゃないからというのがひとつ。そして、仕事関連の話をしてもあまり楽しくない気がするのがふたつ。オレはちょっとだけ静かになって、たばこをくゆらせていた。もちろん、グレープフルーツジュースを飲みながら(店員さんに「サワーですよね?」と聞かれたのは内緒。ついでに、「酒が飲めないです」と店員さんに白状したことも)。
そしてビリヤードかボーリングに出かけようと言うことになった。個人的にはちょっとだけ抵抗があった。なにせ、ガタイに似合わない運動オンチ。何事もうまくいかないのがいつものことなのだが、場の流れを壊すのも悪いし、なにより「仲間はずれ」になってしまうこともあまりよくないと思い、そのままついて行った。で、数店回ってビリヤード。
「初めてですからぁ!」と何度も断りつつ、ゲーム開始。まぁ、最初からプロになれるわけでもないので、空振り、暴走、そしてミス。なかなかうまくいかないもんです。当然、全敗。
一通り終わってから、何時だろうと思っていたら、なんと23時。みんなあわてて帰る。オレもご多分に漏れず。家に帰ってメッセンジャーで雑談。
話の論点が見えないかもしれない。結局、自分がなじんでいる状態というか、自分がそこにいるということに安心感が得られる状態ではなかった。なんとなく、周りが自分のペースに無理してあわせているというか、なんというか。オレは楽しかった。そこに嘘はない。でも、周りが無理しているような気がした。終始、オレは気まずさを感じながら、その空間に存在していた。でも、とけ込むことはなかった。楽しかったけど。
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この日記は、GNSを使用して作成されています。