ついにPC-9800シリーズがなくなってしまいました。まだ作っていたと言うことが逆に驚きでもあったりしますが。
PC98とは、それだけで時代を築いたPCだったといっていいでしょう。スイッチを入れると「ピロッ」という音がして、FDを入れないとN88Basicが立ち上がる。・・・・平成になったばかりの頃の話です。はい。NECが作らなければどこにも作れない、そんな時代でした。EPSONは80286チップあたりからPCを投入していたような気がします。(富士通はFM-TOWNSとか作ってましたが、先進的すぎて受け入れて もらえませんでした)
DOS/Vの登場で、NECも窮地に立たされることになりましたが、NECもDOS/V互換機を投入し、今やPC98など見る影もなくなったのですが。(PC98とDOS/Vの違いは、各自調べてください。勉強になりますよ)
ほとんどの人は知らないと思いますが、NEC(日本電気)は、「日本」という名前が付いていながら、合弁会社のハシリです。今のルーセントと日本資本の合弁会社でした。つまり、日本電気なのに外資系だったりします。千葉県にあるのに「東京」ディズニーランド、というのと同じなのかもしれません。
ついに、IP電話が加入電話からの発信可能となります。
自分がどこにいるのか、という場所の概念を失わせてしまった一つの事件と言ってもいいでしょう。つまり、SIPサーバに自分のIPと認証情報さえ登録してしまえば、自分がどこにいるのかはまったく関係ない。通常の加入電話番号と違って、電話番号からある程度の場所を探索することはできなくなります。今の家庭用電話機では問題にはならないでしょうが、これが無線LANと携帯電話の融合端末だったら、犯罪の温床になりかねないという指摘も出てきそうです。
もうひとつ、気になっているポイントがあります。それは、盗聴です。IPデータグラムで送られている以上、パケットダンプをとられてしまえば、ほぼ100%解読されてしまいます。「050」番号を取得するためには、音声遅延基準が決められていて、クリアするのが簡単ではない、という記事もいくつか紹介してきました。
つまり、音声遅延基準を満たすためにはSSLなどの暗号化方式をとらず、生データとして送信していることになります。これで改竄も可能となります。音声データをどうやって改竄するのか興味はありますが。
最後の脅威といえば「なりすまし」です。SIPサーバに端末のIPアドレスを登録するときに、それがホンモノのIPアドレスである保証はありません。また、現状ではSIPサーバと端末は常に地域IP網またはISPドメイン内なのでほとんど心配いらないでしょうが、今後、SIPがドメイン外に置かれたときのために、対策は必要になるでしょう。
技術的な問題はここまでにして、次はネットワーク接続の問題なんでしょうが、それはまた別の機会に。
ちなみに、管理人の自宅にもIP電話は引いてあります。普通の電話と遜色ないです。
韓国は、正確には「朝鮮戦争休戦中」という状態ですから、危機管理は徹底している、と一般には言われています。最近、この緊張感もゆるんできているようですが。
さてそれはリアルの話。サイバーになると、話はどう変わるでしょう。実は、韓国のインターネットユーザ(と言う言葉は好きではないが他に適切な言葉が見つからない)のほぼすべてが、KT(Korean Telecom)のネットワークを利用しています。日本で言えば、NTT東西がほぼ全てという感じです。つまり、KTのネットワークが何らかの障害により通信が途絶すると、そのまま韓国のネットワークがダウンすることになると言っても、間違いではないのです。
そのむかし、まだまだ日本のインターネットではISDNが高級品だった頃、ac.jpからco.jpに接続するには、SINETとかWIDEのゲートウエイを通過する必要がありました。何度やってもつながらないので、WIDEに確認してみたら、「ケーブルがはずれてました」とのんきな答えが返ってきたことがあります。日本に2つしかなかった学術系と企業系ネットのゲートウエイの管理者がこんな調子ですから、まだ平和な時代だったのかもしれません。
いまやインフラとなってしまったネットワークをどうやって外的脅威から守るか。ネットワークセキュリティは、違う意味で「物理セキュリティ」と同義になってしまうのかもしれません。
windowsupdate.microsoft.comは、昨日大変重かったですね。新しい攻撃ですね。DoSとしては安全、確実、高インパクトな攻撃でしょう。パッチを当てたくても当てられない。
Bフレになった菅原家も、非常に重かったです。
#なぜso-netのメールサーバに到達できなかったのだ??(昨日)
その昔、SymantecのWebに行くとIEがクラッシュするようなステキなウイルスがありました。もっとも、この場合でも媒体を経由すれば簡単にインストールできるんですけどね。
そのうち、パッチを当てようとするとOSがコケるような、どうしようもないウイルスが出てくるのかもしれません。いや、もう出ているのだけど、まだ猛威をふるっていないのかもしれません。怖い怖い。
ユーザ系のSI企業が年収の上位に入っていると言うことは、逆に言えば、ユーザ系企業からの出向や天下り先の受け皿としての機能が求められていると言うことなのでしょう。つまりは、単なる子会社とか、受け皿会社という側面が(少なからず)あるという裏返しなのだと理解しました。だから、単純に仕事ができるというのではなくて、子会社に受け皿を作って、リストラを(したことに)する、というなんだか巧妙な手口が見え隠れしているような気がします。
数字のマジックといいますが、その裏側にある何かをみつけないと、あの会社うらやましいなぁ、と数字のトリックに引っかかるところでした。学生さんがこの記事を見て「あの会社に入りたい!」と年収だけを見て決めることのないように祈るばかりです。
メールはこちらへ...[sugaken (sugaken @(at) sugaken .(dot) com)]
この日記は、GNSを使用して作成されています。