関東は梅雨明け前。そういえば先週、近所で「納涼盆踊り」がありました。暑くもなっていないのに納涼してどうする、と一人でツッコミを入れてしまいましたが、商店街の人は一生懸命「納涼」してました。
昨日、スーパーに行ったら「暑いの減る減る」という妙な名前のスプレーがありました。なんと、窓ガラスに吹き付けて塗るだけで、2割ほどの断熱効果があるんだとか。しかも価格も200円。
ネダンが高くないので、仮に効かなくてもネタ的におもしろいから、という理由で速攻購入。そして窓に吹き付けて雑巾で吹いて、待つこと5分(説明書にはそう書いてあった)。
部屋中の窓という窓すべてにやってみたのですが、見た目はまったく変化なし。磨りガラスにも使えました(説明書にも使えると書いてる)。で、肝心の効果ですが、なんと、これがまぁ、効いてくれます。エアコンがすぐ効くようになりました。直射日光が降り注いでも、いつものように暑くありません。それどころか、エアコンを切っても、2時間くらいは平気で冷気がこもってくれます。スプレーの効果は1ヶ月で、その間は水ぶきしても大丈夫だとか。
ネタのつもりが本当に効果があったのでネタにもなりゃしません。
「IPv6でも変わらない世界」ですが、オレンジソフトの平塚氏が寄稿しています。たまーに酒を飲むので顔と名前はお互いに一致しているのですが(明日も飲み会なのでこの話が出てくるでしょう)、いいポイントを突いてるなぁと思いました。
IPv6になって、何も変わらない。ユーザにとって、変わっていることをそれっぽく見せてはいけない。何も変わっていないことが、ユーザにとって一番なのだというポイントに改めて気がつきました。
エンジニアの視点では、ついつい「変えちゃった方がわかりやすいよね」と、GUIを変えてみたり、インタフェースを変えてみたり、いじりたがるものですが、ユーザの視点では、何も変わっていないこと、いつもと同じ操作で必要な情報が手にはいることが何より重要なのです。(で、たいていヲタクなエンジニアは、盲目的に仕様を変えてユーザに 怒られ、「それでもこっちが便利だ」などと、ガリレオみたいなこと をいいつつも、指示に従うのですが・・・考えすぎですかね?)
NTTデータのCM「安全じゃない編」に、「安全じゃない信号機」がありますが、信号機だって「青信号残り○秒」と出た方が便利でしょう。F1みたいにたくさんランプがあった方が、複雑な情報が手にはいるはず。でも、3色なのはなぜか。それは、ドライバーにとって、何も変わっていないことが、交通安全には何より重要だということの裏返しなのかもしれません。
追記:トリビアなのですが、豪雪地帯では信号機は縦についています。上が赤で、下が青。なぜ縦なのか、理由は「雪下ろしが楽だから」だそうです。信号機が縦についていたら、警察公認の豪雪地帯ということなのだそうです。
普段から仲良くしているビール夏の陣に行ってきました。いやぁ濃い。秋葉原のヲタクを切り取って、持ってきた感じの技術屋の固まり。技術を信奉しているといっても、まったく間違っていない、盲目的な信仰、うーん、どういえばいいのやらわかりませんが、とにかく彼らに共通するのは、「○○はダメ」という考え方。曰く、
・「MSはダメ」・「Outlookはダメ」・「Windowsはダメ」・「POPはダメ」・「Sendmailはダメ」・・・・・呆れるほど、自分の世界を確立しています。(呆れました)
技術は大切です。技術屋とSEに何かしらの線引きがあるのだとしたら、それは「誰のために」という観点の有無なのかもしれません。つまり、いくら「Outlookはダメ」といったとしても、実際に構築するシステムはOutlookが効率的だったりするかもしれません。それを変えることは、QCDいずれかに何らかの影響を及ぼすことになります。(今までOutlookを使っていたお客様なら、影響はさらに大きくなるでしょうね)
もちろん、SEだって「Outlookはダメ」と思っている人は少なからずいます。でも、その導入による影響評価を(普通のSEなら)しているはず。星取り表(っていつも言ってますが、これって社内の標準語なんでしょうか?)をつくって、その上で効率的なプランをお客様に提案しているはずですし、そのプランでシステムを構築しているはずです。
そう考えると、SEってのは技術をきちんと知り尽くしていないと、影響評価もできないし、導入なんか当然自分たちではできません。自分にはお客様にそこまで言える技術があるか?と自問してみました。
答えは風に吹かれていました。
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