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2003/07版 その3



2003/07/21 (月)


2003/07/22 (火)

点取り様のお告げ:それは関係ありません 3点

夜勤明けでスーパーに買い出しに出かけました。

レトルトコーナーで、カレーを買おうとしたら、「辛さ5倍」「辛さ10倍」とうたっているカレーがあります。普段は何も気にすることなく「甘口」を買うのですが、昨日は夜勤明けだったのか、気になってしまいました。

味覚は人によって大きく左右されます。溶け残りがでるくらい砂糖を入れないとコーヒーが飲めない人、カレーはソースの味がするべきだと言う人、マヨネーズ大好きな人。うどんには七味を大量にかけないとおいしくないという人。

このカレーは、「5倍」「10倍」をどのように計っているのか、ちょっと気になりました。むしろ、この方が「中辛」という中途半端な表記よりもすっきりしているような気がします。

業績評価面談で「数字だ!」と言われて、はたしてどんな風に数字で表せばいいんだろうと悩んでいたからなのかもしれません。




2003/07/23 (水)

点取り様のお告げ:どうもありがどうございました 5点

「なぜITのトヨタが出てこないのか」、こういう記事を待ってました。車を作る工程も、システムを構築する工程も、ほとんど変わりはないはずなのに、なぜトヨタ流の強みをもった企業が出てこないのか。

菅原流の答えは、こんな感じです。・工場労働者は、マニュアル通りに動くことだけが求められる。 SEは、マニュアルを理解することを先に求められる。・工場労働者は、流れ作業の中で単純に生産性を計れる。 SEは、プログラムの生産性を説明することを求められる。・工場労働者は、カイゼンすることを常に求められている。 SEは、カイゼンすると仕事がなくなる人のために理由を考えている。

かなり変な視点ですが、結論を言ってしまうと、「下手な職人魂をもっているのか、規則は規則として理解していても、常に例外処理を行う」ことが原因なんだと思っています。

標準を守れ、といっても守らずに(守れずに?)火を噴くプロジェクトが後を絶ちません。「うちのプロジェクトは例外なんだよねぇ」と、あぐらをかいていたからでしょう。

文句があるから使わない、というのは中途半端に頭のよい人が使う手段です。本当にアタマのいい人は、文句を言いつつも従います。なぜなら、それが彼らの仕事だからです。(パットン「パットン将軍 無敵の方程式」・・・書名うろ覚え)

職人魂が不要だとは言ってませんが、中途半端な職人魂なら、ない方が数倍マシなんじゃないか、と思っています。

下手な言い訳をすることだけがSEの仕事になってしまったのは、いつの頃からなんでしょうか。



2003/07/24 (木)

点取り様のお告げ:棒でつついてみよう。3点

その昔、ベンチマークに「superπ」ってのがありました。今でもあるとおもいますが。

このベンチマークは単純明快、その名の通り円周率を最大100万桁まで計算する時間を計測すると言うだけです。PCによって性能がはっきりと違うことがよくわかるソフトでした。と同時に、1万桁の円周率を見て、「いい加減に3でいいじゃないか」とおもったのも事実です。

その後もIO DATAから出ていたベンチマークソフトなんかも使ったことがありますが、なんとなく、ハードに依存する部分ばかりで、ソフトでカバーできる部分はまったくなかったと記憶しています。つまり、完全なハード依存。

なんとなく、高級ハードをガリガリつかうよりも、少ないメモリ空間をどうやって効率的に使うのか、少ないディスク容量にどうやって納めるのか、非力なCPUでどこまで処理時間を短くできるのか、という職人技のほうが、なんとなくかっこよく見えてしまいます。

その職人技をさらっと使えるようなSEは、いつのまにか「ヲタク」と呼ばれるようになってしまいました。うーん。




2003/07/25 (金)

点取り様のお告げ:耳をもって上にひっぱるぞ。3点

「邦銀は横並びを見直せ」ですが、アクセンチュアの言っていることが難しいのですが、単純に言ってしまえば、「なぜ、今のメインバンクにしたのですか?」という問いに、どれだけの人が明確な理由を答えられるのか、ということなのだと理解しました。

おそらく、回答の大半は「会社の指定口座だから」だとおもいますが、それは「会社にとってのメリット」であって、「顧客にとってのメリット」である保証はどこにもありません。

条件が厳しくとも、金利が高くなるような銀行の代表例が新生銀行ですが、残念ながら条件が厳しくて利用したことはありません。(300万円くらい預金しないといけないように読めるのは勘違いでしょうか?)

窓口も24時間開いてくれる銀行、どのATMを使っても無料の銀行、省電力あたりで電力会社と提携して電気料金が割引になる銀行、Suicaと連動してJRの料金が割引になる銀行・・・・思いつきだけですが、どこに預金しても同じ金利、同じ手数料、同じ窓口時間では、銀行を利用してくれる人が増えないのは当たり前。誰も預けにこないのは、預けるメリットが他の銀行と変わらないからなのだ、ということに、銀行の人たちはいつ気がつくのでしょうか。




2003/07/26 (土)


2003/07/27 (日)


2003/07/28 (月)


2003/07/29 (火)


2003/07/30 (水)

点取り様のお告げ:もうたくさんです。2点

またもノートPCの話になるのですが、CD-ROMもFDDもついてないのに、ついているモデルよりも高くなる、という価格のカラクリがよくわかりません。この業界の人なら、CD-ROMドライブはなくてもEtherがつながればどうでもよくて、FDDだってUSBメモリディスクがあれば問題ない、ということくらい十分わかってくれていると思っているのですが、どうも、オールインワンの方が安くなってしまう。

価格が、純粋経済で決まる(つまり、需要と供給の関係のみで決まる)とすれば、モバイルは需要が少ない(=高い)、オールインワンは需要が多い(=安い)ということになります。それはアタマではわかっていても、なんとなく理解できません。ノートPCは、モデルごとに筐体もパーツも違うはず。デスクトップとの価格差は、大量生産が効かないことにあるのだと思っていました。

が、おぼろげながら今日の電車の中で思っていたのは、ダウンサイジング。つまり、オールインワンは、空間的にもまだ余裕があるし、パーツもスリム型と同じモノが使える(かもしれない)。でも、モバイルは空間的に限界があるし、設計に工夫が必要。さらにパーツも作らないと行けない。そのコストが反映されているのかもしれません。高コストを解消するには、大量生産で原材料費を圧縮するしかないのだけど、そこまで大量生産はできない、ということなんだろうと思ったのです。




2003/07/31 (木)

点取り様のお告げ:たまにはかわったものを食べさせろ。3点

管理人です。 7/28の先見日記(http://diary.nttdata.co.jp/diary2003/07/20030728.html)に、プログラミングは小学生からやらせるべき、というエッセイ?(←だから日記なんだって)が載っています。果たして、みなさんの

初めてプログラムを書いた時期 その言語と行数(ステップ数) そのプログラムの挙動 ってどんなものでしたか?管理人の場合は、小学2年生の冬、本に載っていた「15色の同心円を書いてくれるプログラム」でした。行数にして20行くらいのBasicでした。本に載っていたのをそのまま入力しただけ。自分にとってヒネリもなにもなかった。でも、入力の間違い(つまりバグ)を直して15色の同心円が表示されたとき、自分の中で何かが変わったのでしょう。今の職業を考えると。

本格的にプログラムで収入を得たのは、大学2年のとき。入退室管理とユーザ管理をメールサーバとクライアントを非同期連動させたもの。VBで合計10キロ行。ステップ数不明。それで20万円くらいもらいました。すでに4年ほどノントラブルで動いているようですが、そんな品質のプログラム、今じゃ絶対に書けません。こいつはパッケージになっていて10本程度のプログラムが非同期に連動するので、いつ完成したのか、自分でもよくわかっていませんが、プロトタイプは3日くらいで作って、その後改版を続けていました。

無事にサービスを開始した時も、手抜きツールが無事に動いたときも、やっぱり15色の同心円が表示された時の感情が、自分の中に湧いてきます。

そのとき、どうやっても15色の同心円が表示されなかったら、自分はおそらくSEにはなってなかったでしょう。

人生のキッカケって、地味なところに潜んでいるのかもしれません。





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この日記は、GNSを使用して作成されています。