国連に任せることは民主的ではないが、アメリカが自分でやることは民主的だと?国連主導で(政治的な問題とか、経済的な問題が山積している状態で、さらに技術的な問題を提起して)方向性が定まらずに混乱するくらいなら、アメリカでなんとかするよ、ということなのでしょうか?なるほど。
ということは、これからの技術的な問題は、すべてアメリカが民主的に取り組んでくれるということでいいですね?
まぁ、中国のインターネット規制とかみてると、下手に国連に預けて議論が紛糾する(アメリカも中国も1票なんでしょ?)くらいなら、その方がまだマシという気はしないではないけど、なんか誤解してませんかね?おれ。
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国連によるインターネット管理は「容認できない」、米国が拒否
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http://japan.internet.com/busnews/20051003/10.html
だから、こういう見出しで引きつけるのは、見苦しいと思うのですが。本文中にも書いてありますが、「コピーをできなくすれば解決する」というのは極端な意見であって、それが審議の中心ではなかったようです。見出しで読者の怒りを買ってどうするんですか。っていうか、見出しで本文に引きつけることは十分可能かもしれないけど、それ以上に本文を読まずに「コノヤロ」と思う人が多いと思うのですが。
いずれにしても、審議に参加している彼らは、おそらく携帯型音楽プレーヤを持っていないのでしょう。律儀にCDを買って、どこに行くにもCDプレーヤで聞いているのでしょう。そして、何があってもiTunesは遠い世の中の製品だと思っているのでしょう。自分たちが変な規制をかけることで、どれだけ利用者に影響を与えるのか、と言うことに気がついていないのでしょう。たぶん、彼らの視線の先には、利用者ではなく、業界が見えてるのでしょうから。
視線の先に、利用者が見えてこないウチは、何をどうしても、極端な意見しか出てきませんよ。まったく。
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PCからiPodへのコピーをできなくすれば問題は解決する--法制小委第8回審議
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http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20088050,00.htm?tag=nl
で、結局、ラストワンマイルはどうすべきなのか。規模の経済が働く事業環境にあって、鉄道や電力のように、地域による寡占状態がほぼ不可能な事業で、平成電電は十分な規模の経済を働かせるほどに拡大できなかった(もっとも、電気通信事業も、ある意味で限界費用逓減産業といえなくもないけれど)。
では、その地域支配的な事業に参入させないのは障壁だ、という人もいるかもしれないが、では、参入したところで平成電電みたいな状態になってしまえば、結局損をするのは利用者だという事実を、どうとらえるべきなのだろうか。いや、規制が正しいとか誤っているとかいう議論ではなくて、利用者を保護するために、(程度の問題はあっても)規制は必要ではないか、ということ。本当に大事なのは、規制のレベルであって、規制そのものではないことはわかってます。
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甘い事業計画が命取りに--平成電電が民事再生法の適用申請
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http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20088064,00.htm?tag=nl
小手先の応急処置は、突発事態ではきわめて重要だ。それを否定するつもりはない。でも、それが根本対処とか、本格対処になっているかどうか?といわれると、おそらく「まったくなっていない」。つまり、システムが動かなくなったときの応急処置は、「とにかく動かす」ことであって、それが100%動かなくても、「全面停止していない」ところであればよくて、その次の策として、「100%動く」ことに全力を挙げることになる。でも、仮に100%動いたところで、それは小手先の回避でしかない。結局、その原因の本質はどこにあったのか、ということを究明しないと、本格対処ではない、と思う。
原因をちゃんと追求していくと、ヒューマンエラーか、コミュニケーションエラーに起因することが多い(というか、経験的にはほぼ9割以上がその2つに当てはまると思う)。だから、うまくやらないと、人を憎んで罪を憎まず、になってしまうことも多い。本当に大事なのは、罪を憎んで、人を憎まずなのに、それがうまくできないことがある。罪を憎むと、誰も悪くないことになり、責任を感じることもない。でも、人を憎むと、その人を何とかすれば(例:異動とか配置換えとか処分とか)解決してしまったように見えてしまうのも事実。
システム開発における「悪かったこと」の追求。簡単なようで、これがかなり難しい。大岡越前がみたら、どういう名裁きを見せてくれるのかな。
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システム障害の経験を生かして未然防止を目指そう
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20051002/222023/
そうだよなぁ。Operaも無料になったし、IEはデフォルトでついてくるし。Netscapeももうちょっとがんばれよ、と言いたかったところに、いいニュースです。昔はIEも使いにくかったし、Netscapeが一番よかったんだよな。最近使ってないけど。
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『ネットスケープ』HPのパソコンに標準搭載へ
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http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051004105.html
なるほど。報道されている事実を見る限り、風通しのよい職場ですな。もっとも、その裏付けとなるだけのデータと、提携できるだけの技術的能力があるというこことは前提なんでしょうが。そして、買収、という手を使わない、というのもいいですね。戦略的提携というのがすばらしい。まぁ、買収といわれても、相互に大きすぎてそんなことはいえないのでしょうし、事業ドメインが「ハード重視」と「ネットワーク重視」では、確かにシナジー効果は期待できる提携と言うことでしょう。
これで、マイクロソフトがYahooと提携、とか反射的に言い出さないことを祈るばかりです。対抗するには、それなりの理論が必要だし、理論も納得できるカタチで(つまりトップダウンでも、ボトムアップでも)進まないと行けないわけですからね。
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現場主導で進んだグーグルとサンの提携
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http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20088247,00.htm?tag=nl
つまり、人が持ち歩くようになった電子機器(というか通信機器)に、次に何をのせるか、と言うことなんでしょう。つまり、携帯できる通信機器が普及したから、これだけのことができるようになったわけで、実際に携帯電話が普及せずにデジタル放送が受信できるポータブルテレビができたとしても、おそらく普及はしなかったでしょう。アナログでも普及してないんだし。でも、デジタルで画質がよくなれば、もうちょっとは普及したかも?
ワンセグはセグメント1個しか使ってないから、本当にやるなら、フルスペックで受信できるのが一番に違いない。そして、放送事業者にとっては、広告が入れられると言う意味で、通信事業者にとっては、双方向通信のパケット料金をいただけるという意味で、おいしい事業に違いない。でも、利用者に取っては、それが本当に使えるのかどうか?という点がよくわからない。NHKはワンセグで受信料を取る、とは言ってないし。
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【CEATEC】「ワンセグは放送の究極の姿」,NHK橋本会長
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051006/222391/
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ケータイ向け地上デジタルテレビの「ワンセグ」、2006年4月1日にスタート
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http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20087727,00.htm?tag=nl
食パンだって、うどんだって、冷凍食品だって、とりあえず、凍らせておけばそれなりに長持ちするから、わからない話じゃない。でも、家庭用の冷凍庫では、湿度が高すぎる、と言うことなんだそうな。まぁ、家庭で長期保存が必要と言うことなら、きっとデジタルデータを定期的にバックアップしておく、というのが一番効率がいいかもしれないけどね。
ところで、物理の時間に習った「すべての物質は、絶対零度で運動しなくなる」、という理論は、ここでも正しいということなのかな?すでに記憶曖昧。いや、習ったそばから忘れていく「崩壊する新建築」状態ではあったのだけど。
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インクジェット戦争その2:印刷物の最良保存方法は冷凍
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http://japan.internet.com/busnews/20051007/6.html
うーん、高級というものに、「一般」よりも すばらしいとする「何か」を期待するわけではないので、こういったものに弱いのですが。つまり、「高級車」っていうのは、「走る」「曲がる」「止まる」の他に、「エンジンが高出力」とか「シートがリッチ」とか「防犯性能が高い」とか、「実はナイトライダー」みたいなのだと思うのですが、はたして携帯電話の場合は、どういうもんなんでしょう。
通話品質、と言われても、それは電波に依存するものでしょう。よけいなオプションがあったとしても、普通の携帯電話の性能を満足させない限り、「ムダ」といわれて終わるでしょう。本物のサイトを見ましたが、うーむ。なんて言えばいいんだろ。デザインはかなり先進的ということはいえると思うけど、オレは・・・・とりあえず、誰かが買ったのを見たら、ちょっと触ってみようかな。日本じゃ使えないらしいけど。
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14万円相当の高級携帯、欧州で発売へ
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http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051007105.html
Yahooは、コンテンツをメインにしている。それを持って、ユーザが何をするかというと、おそらく見る、買うといった作業であって、消費作業でしかない。でも、Googleは消費作業から、「生産性を伴った作業」ができるようにしていくに違いない。ブラウザからWordとかExcelとか。そういう生産的な作業ができるようになれば、きっとGoogleが強くなっていくのだろう。Web2.0の概念ではないが、時間を消費するという概念だったネットワークが、生産物を生み出せるツールとして使えるようになれば、世の中は過去10年とはまた違う景色を見せてくれるだろう。
なので、Googleはポータルではないのです。出発点として何かをしたいのではなく、Yahooから入っていって、でも気になることが見つかって、Googleで検索するのです。だから、Googleはツールでしかありません。ポータルらしくなってきたからといって、Googleはポータルを目指しているわけではないと思います。
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ヤフーCEO「グーグルはヤフーに追い付けない」
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http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051011105.html
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ヤフーCEO:「グーグルもポータルらしくなってきた」
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http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20088505,00.htm?tag=nl
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