_ 災害時に望む携帯電話での情報提供、「Web」「メール」が「電話」を上回る http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/comp/352991
_ Lunascape、AirH″用ブラウザを DDI ポケットに http://japan.internet.com/webtech/20050107/4.html
_ NTT ドコモ、iモード宛メールのヘッダ情報を即時提供 http://japan.internet.com/allnet/20050107/4.html
携帯できること。その昔の、膝に置いたら膝が笑っちゃうくらいの重さを持ったラップトップからすれば、今の携帯はおそらく同じスペックで大変な処理能力を持っている。それに間違いはないと思う。そして、求められる情報も多様化してきている。と同時に、悪用しようとする人も増えてくることになる。車が増えると飲酒運転やスピード違反、暴走族が多くなるのと、おそらく同じような関係にあるのだろう。単にその進化(退化?)のスピードが、数十年スパンから数年、いや数ヶ月のスパンになっただけで。
携帯用ブラウザからの進化として、フルブラウザがあげられるようになった。PCと同じようにブラウザが使えるようになれば、携帯の幅はもっと広がることになる。個人的に使っている京ぽんにはOperaが内蔵されているが、かなり使える。月額情報量を払わなくても、乗り換え案内は使えるし、普通にニュースも読める。ただし、スクロールに難があるだけ。
これからの技術は、ひょっとしたら「新しい技術を生み出す」ことではなくて、「できないことをできるようにする」ことにあるのではないか。
_ 米Mozilla、FirefoxとThunderbirdをUSBフラッシュ規格対応に http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/comp/352965
個人情報保護の名の下に、便利だといわれて急速に普及していたUSBフラッシュが、あちこちで禁止されてきている。暗号化されていれば許可している会社もあるようだが、ちょっとタイミングが遅くなかったかな。持ち歩くためという理由に遅れて、情報を持ち出さないように、という防御反応が働いてしまった。普及の起爆剤になるかどうか。
個人的には、持ち出されたら困る情報をUSBにコピーできないようにする技術か、または持ち出されても意味がない情報にする技術の方が先だと思うのだけど、それは利用者の文句なのかな。
_ 「2人目を生まない」理由について考える http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/353016
産休を取得したあとに、ちゃんと復職できる企業がどれだけあるのか。保育園の定員は本当に間に合っているのか。出産費用は「病気ではない」という理由から健康保険が使えない。本人が生まないというのではなくて、世間が埋めない雰囲気をつくっているのではないか。少子化対策とはいうけれど、本当に大事なのは、生まないのは本人が悪いのではなく、仕組みが悪いのだと言うことに、政治の世界がついてくることなのかもしれない。もっとも、経済は一流、政治は三流、と(もう死語なのか?)言われるけど。
全く関係ないのだけど、「政治経済」っていう社会の科目があったけど、一流の経済と三流の政治を勉強して、なんか意味があったんだろうか?しかも経済学部を出ているのだけど、一流の経済だったのだろうか。あ、これはオレの能力の問題か。
_ 日経コンピュータの報道を検証する http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050106/154473/
_ 金融機関のシステム刷新、今年の正月は概ね順調 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050104/154391/
確か、昨年の正月にトラブルを起こしたのは島根銀行と八十二銀行だったと思うのですが、統合ATMが悪かったのでしょうか。なんだか、統合ATMが悪者ですね。別な日にトラブルを起こしたのは間違いない事実としても、今回のシステム移行の原因が本当にすべて統合ATMだったのか、ちゃんと日経の事実関係を検証してほしいですね。読む限りは誤解を与えかねないと思うのですが。
でもあんた、報道に当たっての「事実関係」をちゃんと確認されていないように見えますから! 残念っ!!
経済新聞なのにIT専門家、斬りっ。
_ なんとまあ期待はずれの男か http://blog.japan.cnet.com/lessig/archives/001958.html?tag=nl
そういえば、最近聞かない名前ですね。日本ではホリエモンとか三木谷さんがすっかり有名人だし、孫さんだって有名になりました。でも、この人の名前は聞かないですね。どうしたんでしょう。しかも、久しぶりに聞いたと思ったら、こき下ろされてます。
_ 日銀がネットで偽札予防、偽造券掲載し注意喚起 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20079938,00.htm?tag=nl
とっとと旧札を使用禁止にすればいいだけだと思うのですが。そう、こういうときに二千円札をみんなで使えばいいのです。5枚で1万円。まぁ、コンビニでも「偽造が多いので、目の前で偽札かどうか確認させて頂きます」って書いてあるけどね。
悪貨は良貨を駆逐する、という。本当の意味は、改鋳することで貨幣流通量が増えるからだ、と、その昔、(一流ではない)経済学部で教わりました。たしか元々はヒックスの「経済学の歴史」だったかな。書名もうろ覚え。さすが、一流ではない(←しつこい)。
_ 二日酔いしない飲酒量は計算式でわかる http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/347655
計算しなくてもわかります。オレは、飲めませんから。医者に止められているのではなく、単に弱いだけだけど。
_ 情報漏えい事件で最も多い原因は? http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050106/154476/
なるほど。データは物理的に盗めばいいのですか。でも、見方を変えると、論理的に盗むことが難しいと言うことではないような気がする。つまり、それが一番手っ取り早いと言うことでしかなくて(ついでに、盗む側にはそこまでの知識がないこともあるのかもしれない)、そのうち、きっと論理的なデータ盗難が起こるに違いない。ただ、この業界の人たちはネットワークを守ることには熱心ではあるけれど、物理的に守ることには、あまり熱心ではないことが多い。ハードウエアは使い捨て、という意識が、心のどこかにあるからなのかもしれない。
_ IT最新事情 第46回〜「“カッコイイ”をシステムにも組み入れる」、NEC・小林常務 http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep01/353158
_ 『マックワールド』の主役は『iPod shuffle』と『Mac mini』 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050112301.html
小さくなる。軽くなる。持ち歩けるようになる。すると、普段から持ち歩くモノだから、デザインにはコダワリたい。そんな意味があるのかもしれない。すると、今のAppleの戦略は非常に正しい。PCがよく分からないけど、でもあのデザインはかっこいい、と思わせてくれる。
ただ、この話には、技術的に小さく軽くできること、そして入出力のインタフェースにできるだけヒューマンインタフェースを考慮して設計できること、というのがある。なんでもデザインに凝ればいいという問題ではない。使いやすいデザインで、ジャパニーズクール。そうか、野球帽に「足」とか書いたりするのはそういうことだったのか(違)。
_ ゲイツが我が家にやって来る(前編) http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20079949,00.htm?tag=nl
オレだったら、ゲイツの家に行ける方が遙かにうれしいのですが。まぁ、くるからにはおみやげくらい持ってきてくれるのでしょうから、それに期待しましょう。でもXboxとかだったらいらないなぁ。
_ PDF閲覧ソフトの新版「Adobe Reader 7.0」が日本語サイトでも公開に http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/NEWS/20050111/4/
起動時にメモり常駐させることで高速化、ということらしい。でもなあ、タスクトレイがいくら伸縮自在になったからって、いくらでも常駐させればいいという話ではないと思う。オンデマンドで必要なプラグインを読み込む方が遙かにうれしい。まぁ、常駐しても速いに越したことはないのだけど。特にAcrobatの場合は。
_ Yahoo! も遂にデスクトップ検索市場に参入 http://japan.internet.com/webtech/20050112/12.html
みんな参入してくるローカル検索。ちゃんとフォルダ構成を使えばいいのだろうが、名前から中身を見つけ出すことなんて無理なんだろうね。ここはnamazu projectに期待ですな。なんたって純国産。がんばれナマズ。
ただ、暗号化した中身とか、自分のユーザIDがないと開けないファイルなんてのも検索できると皿によいのだけど。さらに、複数人で使うようなPCで、システム権限で検索エンジンを動かしたりすると、大変なことになったりしないのだろうか。新しいセキュリティホールになりそうな気がしてきた。
_ 担当者で情報を共有し、引き継ぐノウハウ http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai/arr04/arr04.html
テーマは人なのか。自分が苦労した道を、他人にも苦労しろ、という心意気(生意気)がある限り、此路は避けて通れないに違いない。職人技は見て盗め、という。でも、それは教科書通りの動作をするのではなく、自分で考えて動きなさいという意味ではないのか。三味線だって、実は弦の振動で音を出すのだから、物理を知ってる人なら、それなりに引ける(と思っている)。それを「心で弾くものです」と言われた日には何も言えなくなるが、「心を込めて弾くものだということを、師匠の技を見て研究しなさい」と言われれば、弟子はやってみようと思うのではないか。
自分のやっていることをちゃんと記録に残すこと。できればよい、動けばよい、というスタンスが、ちゃんとマイナス評価の対象にならない限り、この手の話題は尽きない。ついでに、この手の対策をちゃんと打たせようというビジネスは、いつまでも成立するのだろう。
_ 揺れる前にアナウンス、「IT 自動防災システム」の実証試験を開始 http://japan.internet.com/webtech/20050113/5.html
_ 人為ミスによる情報漏洩を発見するツール、McAfee がリリース http://japan.internet.com/webtech/20050112/11.html
_ DB管理者の挙動まで監視 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NC/ITARTICLE/20050105/154434/
何かあったときのコストを最小限に抑えることができるから、何かする前に、なんとかしましょう。それは理解できないことではない。交通事故が怖いから保険にはいるようなものだから。それ自体にまったく問題はないと思う。でも、それが堅苦しさとか、自由度を奪うものだとしたら、それは非常に不幸なことだと思う。それだけ緊張感をもって仕事をしてほしい、ということなのかもしれないが(特に後ろの2つ)。
あと数秒で地震がきます、といわれたら、何をするだろうか。おそらく、現実的には何もせずに机の下に潜るのが正解なのだろうが、そういわれると何かしたくなるのが人情。火の元を消そうとしたり、貴重品をまとめようとしたり。でも、本当は何もしないで身を守ることしかできないはず。それを十分に理解してもらわないと、システムが加害者になりかねない。
_ MSが無償のウイルス駆除ツールを公開,Windows Updateから利用できる http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050112/154615/
何がしたいんでしょう。まぁ、同梱してくれるのは悪いことではないのですが。これで、ノートン先生とWindowsが両方検知したら、どっちが強いんでしょう。もっと言ってしまえば、ノートン先生を駆除しようとすることはないのでしょうか。気になります。その昔、ノートン先生の検知能力を最高にしたら、Windowsがあがらなくなった、という切ないトラブルを経験したのですが、これが現実の日常の世界で繰り広げられるかと思うと、うれしくて眠れません。
_ 拡大するフリー百科事典『ウィキペディア』の課題 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050113205.html
正確な知識であることと、それが世の中の常識であることには、自ずと乖離がある。たとえば、「足をすくわれる」が正しくて、「足下をすくわれる」は誤用。でも、正確な知識以上に、世の中の人は常識として「誤用」を理解していることが多い。とすると、この辞書は「正確さ」ではなく「常識度」という尺度で、世界一の規模と言っていい。さらに正確な言い方をすれば、コンピュータにある程度の知識のある人々の常識。もっとうがった見方をすれば、「コンピュータの知識があって、他のユーザを説き伏せられるほどの説得力(またはへりくつ)がある」ということ。
国語辞典をみんなで作ったら、さてどんな辞典ができるのでしょうか。ちょっと気になる。
_ 花粉防止は「使い捨て」「安い」マスクで十分 http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353182
高くても安くても変わらない、ということのようですな。携帯電話も高くても安くても「話せりゃええやん」ということと同じかもしれない。ただ、高いモノが高級品であり、価格が上がれば高性能なのだ、という思いこみが支配するのが、市場なのかもしれない。でも、安くてもいいものはある。田舎にいたとき、手作り納豆が20円で売られていた。市販の納豆よりも遙かにうまかった。高いモノが、本当にいいものとは限らない。消費者にも「賢さ」が要求される時代になってきたから、きっとこの手の記事が出てくるのだろう。もっとも、この記事をみて「安いのがよい」という誤解を与えてしまうのも、書き方が難しい性能評価の記事だからだろうか(ちなみに、誤解を与える表現があるという意味ではなくて、結果として誤解に変化してしまうかもしれない、という危惧でしかない)。
_ サムスン電子、動きで入力する携帯電話 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050113301.html
電車の中で使われたら迷惑です。めちゃくちゃ迷惑です。ペースメーカーはしていませんが、迷惑です。すごく迷惑です。やめてください。
_ Kabayaki、1.5.0 リリース http://japan.internet.com/linuxtoday/20050113/2.html
namazuとは違うんですね。知りませんでした。
この手のソフトっていうかツールっていうか、とにかく名前の意味が素人には理解しにくいですな。namazuもwnnも「たかな」も「たまご」も。一太郎もAtokも。それをいったらiPodだって理解しにくいのかも。名は体を表すってこういうことなのか。でも、初めて聞く新製品は想像できないよなぁ、「たたみいわし」なんて、たたんであるのかと思ったりするよな(違)。
_ 米Googleの「Gmail」にメール内容漏らす障害が発見 http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/comp/353692
見つかりましたか。これを見つけようとして見つけたのか、偶然見つけたのかによって、潜在率が全然違うような気がするのだけど、ロジックがわかってるだけに、実は狙っていたのかも。
隠しページがgoogleに発見されるくらいだから、たまにgoogleの隠れバグを探してあげないと、きっと気が休まらない人々がたくさんいると言うことですね。
_ 安価で強力なレーザーが航空機の脅威に http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050114201.html
_ 自動化する食堂―食器に貼り付けた IC タグを読み込み自動清算 http://japan.internet.com/busnews/20050113/4.html
根本的な対策ができていないような気がする。レーザーポインターの出力を規制すればいいだけだし、食堂だっておいしいことが大前提(おいしい→みんな食べにくる→混雑する→ICチップで混雑緩和、という流れなのか?)。とすると、なんか小手先の目あたらしさ、小手先の回避策でしかないような気がする。
では根本的な対策がとれるのかどうか。これは難しい。すでに普及してしまったレーザーポインタをどうするかという問題は残るわけだし、技術的に難しくないから規制をかけたところで不法品がでてくる可能性はいくらでもある(規制外の製品を使いたい闇の需要がどれだけあるのかは不明だが)。食堂だって、人件費をできるだけ間接部門ではなく厨房部門で使いたいという希望はあるのだろう。
根本的な対策は簡単でも、実現するには無理がある。小手先の回避策って、実は意外と奥が深いのかも。
_ 草野マサムネインタビュー http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/20050113uc01.htm
R25といい、読売といい、だんだんメディアに出てくるようになりました。
_ 2004年:セキュリティはどう変わるのか http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000050150,20063640,00.htm?tag=nl
そして1年後、どう変わったのだろうか。マイクロソフトは定期的にパッチ情報を公開するようになり、セキュリティという側面と、さらに日本では個人情報保護という側面から、なんだかこの業界では仕事のしにくい環境が生まれてきているような気がする。これも、ネット世代が感じることなのであって、経営者からすれば「んなもん、当たり前だろーが」となるのかもしれないが。
そう考えると、この記事にある「ポリシー、プロセス、教育が注目される」というトピックは先見性があった。特に日本では、個人情報保護法の施行にむけて、あちこちの会社でポリシーが策定され、そのための教育、ポリシーの理解、インシデントの発生から対処に向けたプロセスといったものが確かに注目されてきた。こと日本に関しては、これは正しいのかもしれない。ただ、それが全世界なのかと言われると、さすがに手元に情報がないので何ともいえないが。
ただ、この手の記事によくある手法として、マクロ的視点しか持ち合わせていない(そりゃそうだ、ミクロの視点で書かれてたら大変な分量になる)。あえてミクロの視点で1年を振り返れば、個人ユーザが、個人情報が漏れることに対する予防策をどれだけ取っているのかと考える。逆の動きとして、フリーメール、匿名性といったコミュニティがさらに進化して、あえて「守る必要がない」情報にしてし舞うという防御策(もちろん、それ以上に「自分の身元を知られたくない」という意識があるのはいうまでもない)が取られてきているのもある。
そして、この1年で、この状況を逆手に取った仕組みができあがった。ソーシャルネットワークの台頭。あえて自分を表現して、そこに「招待」という仕組みを取り入れ、知人を結びつける。そこには「個人」の情報がふんだんに含まれている(本当の情報を書くかどうかは各個人に任せられているが)。セキュリティとか「情報流出を守る」ことに対する皮肉としてのソーシャルネットワーキングという観点からみると、1年でビジネス自体は飽和状態にある可能性があるが、スピード感のある経営者はこれで一儲けできたのではないだろうか。
では、来年の今頃、何が出てくるのか。未来学者ではないが、この延長で考えていくとすれば、きっと自立型LAN、つまり検疫機能とか、強制パッチ適用機能といった、階層型管理が可能となるスイッチとかPCが生まれているが、それが一般的になっていくだろう。つまり、これまでの「ビジネス型PC」といった味も素っ気もないPCが、「外部媒体が使えない」かつ「強制的にパッチが当てられてしまう」PCとして、棲み分けがさらに強化されていくだろう。
考え方をもっと極端に言ってしまえば、「外のLAN より中のLANを守る」ことにある。インハウスとの境界にファイアウオールとかゲートウエイを置くことはもはや常識となった。とすると、次の脅威は何にも守られていないインハウスのPCということになる。クライアントにはウイルス駆除ソフトとかソフトウエア型ファイアウオールが入っていることも多いのかもしれないが、インハウスにはいろんな機器が置かれている。それをどう守るのか。各筐体が自分で守るのか、それとも階層型で守っていくのか。管理者の手間をインハウスネットワーク管理者に任せていいのか。そう考えると、自律型により手間を軽減していくことになるだろう。でも、管理者の負担は減らず、自分たちの使いやすいようにカスタマイズする手間がかかることになるだろう。結局、「システム管理者の眠れない夜」はいつまでも続くのだ。眠れない原因が高度化していくだけで。
_ ソフトバンクがツーカー買収報道を否定,KDDIはノーコメント http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050115/154786/
_ 日本のソフトバンク型ブロードバンドは失敗? http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050116/154788/
それが失敗だったのか、成功だったのか。それは時間だけが証明してくれる。そして、そのころには、成功哲学は過去のものとなり、デジタルな世界(またはサイバーな世界)では、太古の歴史になる。ソフトバンクの手法が、今の日本のブロードバンド社会の起爆剤(NTTにとっては脅威)となったに違いない。でも、その手法には日本国内でも賛否両論。イギリスがその時代の見極めをしようとしているうちに、取り残されてしまう危険もある。もちろん、イギリス流のジェントルマンな文化によって、軟着陸ができる可能性もある。その場合は、日本はイギリスに後れを取ったということになる。
数ヶ月後、イギリスはソフトバンク対NTTの構図から、何を学び、そしてどう行動したのかが見えてくるはずだ。きっと、イギリスにソフトバンクが乗り込んで(以下略)。
ソフトバンクはNTTに恨みがあるのだろうか。歴史は大切。でも、その歴史をつくり出していく新しい動きも大切。そう考えると、デジタルな世界(またはサイバーな世界)の時間軸で変革を起こそうという潮流は、少なくともその世界に閉じている限りは正しいように見える。ただ、それがこれまでの歴史時間軸で考えたときに、性急に見えるだけなのだろう。歴史の流れから一歩だけ進むためにも、ソフトバンクとNTTは「いいケンカ」をしてほしい。
_ NTTデータ、緊急時指揮支援システムをベルギー企業と共同開発 http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20080074,00.htm?tag=nl
_ 小田原市、防災で離れた自治体とのバックアップ体制確立 http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/353835
緊急時だからこそ、必要なシステムがある。それをどう作るか。小さく作りすぎると、発災時から復興までの対応をカバーしきれないことになる。かといって、大きく作ってしまうと、何をすればよいのかがわからなくなってしまうことになる。そのバランスを、行政は、企業は、そしてシステム屋は、どう取っていくのだろうか。
そして、さらなる問題として、「そのシステムが使えなくなったとき」に、誰が何をすべきなのか。それを決めていなければ、電車の停電と同じような状態になってしまう。進むことはできないけど、流れに身を任せることしかできない。そして、最後は「人」にたどり着く。結論は出ないよね。
_ 伝説のプロジェクト〜今に通じる不変の成功哲学 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NC/ITARTICLE/20050105/154436/
医者のドラマ、刑事ドラマはあっても、SEを特集したドラマがない、その原因はどこにあるのだろうと思っていた。そう、場所のダイナミックな展開がない。見ている側は殺風景なドラマに、8ビットの世界を見ることで、親近感も臨場感もなく、2時間を過ごすことに耐えられない。きっとそんなところに理由があるのだろうと思った。
そして、ここにはドラマがあると思った。どちらかというとプロジェクトX風ではあるが。脚本家のみなさん、ぜひドラマ化を。できれば新人の若手SEにメガネをかけた眞鍋かをりで。
_ NECのIP電話導入計画,全3万台の8割がソフトフォン http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050114/154765/
ライフラインが一本減る。その管理コストは確かに減るのだろう。それ自体はコスト削減につながると言うことなのかもしれない。でも、もう一つの「ネットワークがダウンしたときに対処できなくなる」というリスクを、どうやって回避するのか。その解決策が書かれていないだけに、想像力が働く。
個人的には伝書鳩になると思うのですが。または、NECだけにBIGLOBEの網でも使うのだろうか。
_ アップルに提訴されたサイトの大学生、無料の弁護士を募集 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050118104.html
そういうことを思いつくのは、おそらくネット世代。じゃなかったら、きっとこんなことは思いつかない。ついでに、思いついたとしても、オレはこんなことはできない。きっと、初回の警告で逃げてしまうだろう。跡形もなく消してしまうことになる。その点、提訴されるまでがんばり、さらに無料の弁護士まで募集するとは。
おもしろい試みだと思う。でも、残念ながらオレにはできない。
_ 進化する「脳−コンピューター直結インターフェース」 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050118301.html
なんか、いろいろ考えたら、大変なことになるんでしょうか。文章を思い浮かべること以上に、いろんなことを考えてはいけないと言うことでしょうか。「あーんなこと」とか「こーんなこと」をドローソフトを起動させて考えてしまうと、大変なことになると言うことですね。ちょっと試してみたいような、怖いような。
もっとも、そこまで実現できるようになるには、まだまだ時間がかかるのだと思うけど。
_ ライブドア、ソーシャルネットワーキングサービスのβ版をスタート http://japan.internet.com/busnews/20050118/4.html
ソーシャルネットワーキングは増えてきた。だけど、なんだか変だよね。あちこちでネットワーキングが生まれてくる。お仕着せのサービスに乗っかると、だんだん疲れてくるような気がする。ブログ仲間、ってので十分だと思うけど。
もちろん、コミュニティに参加したり、オフ会に出かけたりすることも楽しいけどね。でも、オレは今のサービス以上に、どこかに入ろうとは思っていない。もっとグッとくるサービスがあれば別なんだろうけど。
_ 【詳報】NECに衝撃、東日本銀がオープン勘定系の採用を白紙撤回 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050117/154853/
間に合わないのでしょうか。間に合う可能性が閾値を越えたと言うことなのでしょうか。結局、何がどうあっても、銀行のシステムは泊まることが許されず、バグを許容する文化もありません(って、許容する文化はどこかにあるのだろうか??)。と考えると、SIでメシを食うと言うことは、SIの文化を守る(もちろんそれは納期を守る、バグは少ない、そして単価は適正っていうこと)ことから始めないといけないと言うことなのだろうね。
ちなみに、銀行のシステムはそれぞれオーダーメイドの部分と、イージーオーダーの部分があるそうで、何が大変って、間違いなくオーダーメイド。そこにコストがかかるってことに、お客様を納得させる魅力がないんだろう。それは銀行が「自分の常識」を守り抜いている結果なのか、それともSI業界が「ルール」を守り抜いているのか。
チェンジ・ザ・ルールは、どこの業界にもある話なのかもしれない。
_ インド洋津波で北極点の位置が変化--昼間の時間が若干短く http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20080086,00.htm?tag=nl
タイトルを見ると、「数秒」のレンジのようにも思える。違う業界の人と話をすると、まずは彼らの置かれている状況から、彼らの発する言葉の基準を考えないと行けない。ここでの「若干」は「数百万分の1」であって、少なくとも日常生活で感じるレベルの時間ではない。それを考慮できないまま、世の中の「若干」の基準は進んでいく。
ちなみに、その昔は1日は25時間あったらしい。トリビアでやってた。そう考えると、短くなっているタイミングは、そんなに希ではないということなのかもしれないね。ひょっとしたら、あと数万年すれば、きっともっと短くなっているのかも。もっとも、それを体感することはできないが。
_ LenovoのIBMパソコン事業買収で「ThinkPad s30」が復活する? http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050117/154822/
いいPCだった。間違いない。それは保証する。軽い。バッテリの駆動時間が違う。いいマシン。今は田舎でお袋が使ってるけど、ドシロートのお袋が「使いやすい」と言っている。ノートのくせにキーボードが使いやすいということなのだろう。
いいマシンが売れるとは限らない。でも、いいマシンは長く売れる。それは間違いない。
_ 話題の写真投稿サイト4つを徹底比較 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050119105.html
_ 米グーグル、写真管理ソフトの新版『Picasa 2』 http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050119104.html
_ グーグル、謎の人材募集--通信事業参入を検討か http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20080126,00.htm?tag=nl
グーグルの次なる進化。それは、すべての作業ができることなんだろうと、以前の日記に書いた。そして、写真サイトとしてのgoogleが完成しようとしている。まぁ、ローカルでの作業もできるっていう利点(欠点?)はあるとしても。メールができるようになり、写真サイトとしても頭角を現してきた。つまり、メールにしても、画像にしてもデータの格納庫としての利用であることはもちろんだが、googleが検索可能なファイル形式だと言うことを考えると、それ以上のデータ形式である音声や動画といった部分に進出してくるのか、それとも通信事業参入なのか。
いや、思い切って日本に進出してきて、ソフトバンクを買収したりしませんか。ちょっとおもしろい展開になるのではないかと思うのですが。孫さん、ピンチです。
_
おサイフケータイ、約9割が重視するのは「安心できるセキュリティ」
_ 世界最小のフルブラウザ「Scope」、i-mode ユーザーの3割以上がダウンロード http://japan.internet.com/busnews/20050119/5.html
_ DDIポケット,最大256kビット/秒サービスの価格を発表 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NBY/NEWS/20050118/154912/
_ DDIポケット、新会社とAIR-EDGEの新ロゴを発表--通話の定額化も狙う http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20080116,00.htm?tag=nl
携帯電話にはセキュリティと動作の軽快さが求められ、PHSには低料金と高速度が求められているということなんだろうね。両者はエリアの違いという単純な違いから、差別化の次元に入っていこうとしているわけで、棲み分けが本当にできるのかどうか。その疑問の根源は、どちらも「電話」という基本機能の上に成立しているだけであって、その先の機能や料金で差別化をはかっているにすぎない。携帯は財布になり、鍵になり、音楽プレーヤになり、カメラになった。PHSはどうなっていくのか。これまでにない新しい使い方が、これからできていくのだろうか。
個人的には、PHSリバイバルで、思いっきり携帯を食いつぶすような機種が出てきたりしないかなと思っているのだけど。
_ 「ツーカー買収? 携帯には自力で参入したいね」と孫社長 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050119/154941/
やっぱりね。ゴールに行く手段が二つ。金で解決する方法と、それ以外の方法。一般には、金で解決できる問題であれば、おそらく簡単に金で解決してしまうだろう。それを、自力で参入したいといっていると言うことは、間違いなく、これは趣味のケンカでしかない。そう、この手の経営者は、金で解決するための仕事ではなく、(それが自分のためであることを前提にして)自力で手に入れることに、至福の喜びを感じるのだろう。
プログラマが、ミドルを買ってくるよりも、自分で作り上げた方が達成感が大きいのと同じで、きっとこの人たちは、自分で経営をしている、世の中を変えていく、ということに達成感を感じるのかもしれない。
_ 「iPodは単なる流行りモノ」--デルCEO、アップルをこきおろす http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20080133,00.htm?tag=nl
単なる流行。電車に乗っていて、iPodのイヤホンをしている人の割合はどれくらいだろうか(ちょっとだけ、聴いている曲も気になったりするのだけど)。かなり高いはず。携帯電話の流行と違うのは、「電話」の流行ではなく「iPod」の流行だということ。もっと正確に言えば、携帯電話は「電話機」であって、機種ではない。みんな同じ電話機である必要はないのだ。でも、iPodはすべて同じ機種(まぁ細かく言えばたくさんあるのだけど)が流行している。これは流行なんだよ、と単純に割り切ることができないような気がする。
なぜiPodなのか、なぜ「携帯型音楽プレーヤ」ではないのか。その問いに対する答えは、今週末にでも。
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