プロバイダである「ぷらら」が、エラーメールに対して課金を始めるという発表をしました。SPAM対策としては、かなり思い切った決断であり、かつ、これまでになかった新機軸です。郵便などとは異なり、非常に格安で同報送信ができることから、SPAMは急速に普及してしまいました。しかし、SPAMでのアドレスヒット率は約1%程度となると、自分の携帯にたどり着いた迷惑メールは、100人に1人の幸運な?メールなのかも知れません。ありがたくもないですが。
では、課金をする対象のSPAMとは、一体なんでしょう?その定義が曖昧です。決めてしまえば済むだけなのですが、メールの送信通数で考えてしまうと、メールのヘビーユーザと、スパマーの線引きが難しいのです。しかし、ヘビーユーザーがエラーメールを大量にはき出すことも考えられないので、エラーメールの件数で課金をするというのは非常に新しい考え方として評価されています。
技術的にはいくらでもすり抜けが効いてしまうSPAMですが、技術論ではなく、資金面で折り合いがつかないという方向に持って行くという考え方、逆転の発想としておもしろいと思います。
ちなみに、ほとんどの人はご存じだと思いますが、SPAMとはコンビーフにつけられた商品名で、CMで「SPAM!」と連呼していることから、メールを大量にばらまくことをSPAMと言い始めました。もともとは(いまもですが)商品名なんです。主婦の一口メモより。
その昔、「インターネットは空っぽの洞窟」という本がありました。実際に読んだわけではないのですが、インターネットというか、ネットワークに接続されたコンピュータは、何一つ生産的なものがない、というような趣旨だったと聞いています。そして、インターネットは無秩序な世界にようやく法律のメスが入りつつあります。しかし、ネットワークは国境を越え、言語を超え、時間を超えました。本当の整備はこれからと言うことになるのでしょう。でも、ここで考えてみたいことがあります。SPAMも、なりすましも、サーバ攻撃も、ウイルスも、無秩序だという人の論拠になっているように思えるのですが、果たして、そこまで無秩序なんでしょうか?
これと同じような例が、飛行機にあると思っています。ジェット機は国境を越え、言語を超え、そして時間を(ある程度)超えることができました。そしてある国では外国人犯罪が増え、ある国では正体不明の病原菌を世界中にまき散らし、ある国では隣国でもない国を攻撃しました。目に見えるリアルな世界なのか、目に見えないサイバーな世界なのかという単純な違いだけで、ネットワークだけが無秩序だという考えに、多少なりとも素朴な疑問を持っています。
インターネットが本当に空っぽの洞窟なのか、財宝の詰まった「宝の穴」なのか。使う人次第、という当たり障りのない結論の前に、作る人が宝を入れられるような設計をすることも、実は重要なのかも知れません。
アドレナリン?あなどれないアドレナリン。興奮剤ですからね。違ったかな。
エアコン:ついた。でも、真夏になるまでメインスイッチを切った。ついてしまえばこんなもんか。
物欲:トースター、扇風機。パンが焼けないと結構苦労していたり。ファンがあった方がなにかと便利だったり。
とはいえ:毎月1回仙台に帰らなければならなくなってしまったので、それはそれで大変だったり。
5連休:だった。明日から社会復帰できるのだろうか。俺。
難しい問題:睡眠時間をとるか、日記を書くか。
咳が:止まらない。鼻炎らしい。ごほんごほん。
連休中と言うこともあって、いつもよりじっくり「グッ」度を測ってみました。今日は携帯に関連する記事が目立ちます。長持ちさせる燃料電池市場では、携帯が一番アツイんだとか。しかし、マナーを守らないとその燃料電池が発火するとか(しません)。いずれにしても、作る側は使う側を「性善説」とみるのか、「性悪説」とみるのか。
日本でも、性悪説が流行なのか、カメラ付き携帯のシャッター音が、マナーモードでも「バシャッ」となるようになっています。これも、マナーの悪い人に対する警告の一つなのでしょう。ワンギリ対策で1秒間は無音になる携帯とか。そのうち、空港のブーブーゲート(正式名称を知らない)を通ると、電源が入っていれば自動的に「ピンポ〜ン」とかなる携帯が出てくる時代も、遠くないのかもしれません。
ただ、そこまで性悪説というのは個人的には「趣味が悪い」と思っています。もうちょっとセンスのあるマナー対策ってのを、考えてほしいと思います(他力本願)。
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