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「Sugaken's Web Page[note]」
2003/03版 その3



2003/03/21 (金)


2003/03/22 (土)

点取り様のお告げ:何の音ですか 4点

人と技術と:技術屋という言葉がある。にている言葉の例として物理屋というのもあるが。技術屋は理論家であってはいけない。技術だと「屋」なのに理論だと「家」になってしまうのが少々許せないのだが、偉いのは理論ではない。技術を身につけている人なのだ。理論だけで飯が食える人はなかなかいない。というか、理論だけの人間はおもしろくない。いくら偉そうなことをいっても、手を動かして作ったやつが一番偉いのであって、それに対して(ろくに作れもしないのに)能書きだけ語る技術屋風の理論家はどうしようもない。金を出してくれる人が、文句を言うならわかる。それは一番偉いから。でも、内部で能書きだけ語ってくれちゃうステキな技術屋は大嫌いだ。

システムエンジニア:世の中的に非常にわかりにくい表現ではあるが(何をしているのか漠然としすぎて意味がわからない)、プログラマとは違うことを誇りに生きている人種の一つだと思う。でも、そうだろうか。ふつう、車でもケーキでもそうだが、設計をして、実際に作ってみて、最後に問題ないか確認を行うという3ステップが必要だ(特にシステムの場合はウオーターフォールとプロトタイピングの2つに大別されるが、どちらの場合でも同じだ)。しかし、人材教育はその逆だと思っている。まずは、試験をしてみる。そこで、システムとしてどのような試験をすることが大切なのか、という認識を持つ。ここが新人教育の第一歩。次に、その試験をクリアする(もちろん、逃げるという意味ではなく、積極的に試験がクリアできる、という意味で)プログラムを組めることが必要である。自分がくめるかといわれれば、おもちゃに毛の生えた程度になってしまうが、それでも言語を全く知らないわけではない。

この場合:よくある変な質問が「言語は何がよいか」とか「どういうものを作ればよいか」というのがある。言語は身につけて覚えるもの。そして、システムは金を出す人の要求に応じて作るもの。車を作るエンジニアになるときに、「ワゴンですか、セダンですか、軽ですか」と聞くのはおかしいし(いや、本当はそうかもしれないが、車の基本原理は変わらないはずで、コンピュータだってそれと同じだといいたいのだが、うまい表現が見つからない)、コンピュータを動かすのに特殊なものは一つもなく、最終的にはマシン語になるだけである。ブレーキを踏んだらウインカーが左折を示すような、そんなコンピュータは存在したことがない。一つの言語を覚えることがまずは肝要なのであって、言語選定をするくらいなら、何でもよいから早く覚えてほしい。どういうものを作ればよいかという質問をするくらいなら、おとなしくプログラムの一つでも書いてほしい。アクセルが光る車なんて、誰も求めてないし、200キロ近い重さでないと踏み込めないブレーキなんて、誰も怖くて乗れない。でも、アクセルを踏んでそこそこスピードが出て、ブレーキを踏むと間違いなく止まれる車なら、きっと試験用の車としては完璧なのだ。

最後に:自分でプログラムが書けるようになると、上手な設計、うまい設計が見えるようになる。そして、下手な設計に思いを込めて(すてきな表現だが、これは一番マズイ。絶対にやってはいけない。設計した担当者に確認することが必要)、ということになる。そこまできて初めて設計というのができるようになると思うのだ。少なくとも一人前の。

古くて新しい:プログラムを知らないエンジニアは、絶対に成長しない。中途半端に理論家となって終わりである。少なくとも、エンジニアと自分から名乗るからには、言語を一つくらいは習得しておいてほしい。完璧である必要はない(いや、完璧に知っていてはいけないという意味ではなくて、完璧であればそれでかまわないけど、そこまでは求めていないという意味)。30分くらい話を聞いただけで、メインとなる部分のプログラムはどんな言語でどのように書けばよいのか、その処理方法はどうすればよいのか、という部分が頭の中で構築できなければ、エンジニアとはいえない。できれば、その部分のプログラミングができるようになっておいてほしい。なにも完璧である必要はないし、特定の言語にこだわらなくてもよい。自分が知っている言語であればいい。プロトタイプを作成できればよいのだ。特殊な処理は気にする必要はない(この業界では異常系という言い方をすることもあるが、異常系は気にしなくてよい)。動けばよいのだ。性能も気にしなくてよい。性能を上げるのはほとんどの人にできるが、高性能のプログラムを最初からかける人はいない。

システム:多くの人がシステムエンジニアと聞いて、スマートに仕事をしているイメージがあると思う。それは大きな誤解。システムは、いつだって手作りなのだ。自動で作ってくれるようなすてきな仕組みは存在しない。だから、常に手作りなのだ。だからこそ、作ってみる経験、それも1から10まである程度の形を作る経験がないと、エンジニアは理論家の世界になってしまう。自動車のエンジニア(何度も例に出して申し訳ないが、自動車を悪く思っているつもりもないし、かといってすばらしいといっているわけでもない。単に、リアルな世界とバーチャルでサイバーな世界の比較をするだけである)は、車が作れる人だし、理論も実践に裏付けられた人である。たぶん。でも、システムエンジニアはどうなんだろう。本当にシステムが作れる人たちなんだろうか。リアルであろうとサイバーであろうと、やるべきことに代わりはないと思うのだが。

だから:システムエンジニアは頭がよい必要はない(よい人もたくさんいるが、それだけではよくないというのは、どこの世界でも聞く話だと思う)。単に、目に見えないものを理解する能力があって、そこにふつうの製造業らしいものの考え方を導入できる人であれば、誰でもできるハズなのだと思う。もちろん、プログラムが組めないようなエンジニアはエンジニアとはいいたくないが。

くどいようだが:システムエンジニアには、何か一つでもいいから、内部で使うようなツールくらいなら簡単に作れるようになってほしい。言語は何でもよいが、マクロはやめた方がよい。単体の実行ファイルが作れるようになってほしい。そして、30分くらいのブリーフィングで、プロトタイプが作れるようになってほしい。正常系だけ、異常系網羅なし。ソースコードはある程度の可読性があればよい(ここは悩みどころだが、きれいにかけるに越したことはない)。システムはいつでも手作りなのだ。お金を出す人と折衝するとか、組み込むことと組み込まないことの判別をするとか、どういう次元とは全く別の問題として、昔から言われてきたことだが、今持ってその問題は解決していない。

ちなみに:資格とは無関係だと思う。どんなに難しい資格を取っても、実戦経験のない人は、理論家になってしまう。ただの理論家と違うところは、理論武装が他の人より頑丈だということだけ。

そして:今は東京に向かう新幹線の中。昨日、仙台で高校の同窓会があるということで、あわてて新幹線に飛び乗った。ううむ。もうちょっと早めに教えてくれればよいものを。勢いで新幹線に乗ってしまった。

ありがとう:今だからいえること。今だからいっておきたいこと。高校を卒業して成人を迎え、年齢を重ねてきた今だから、正直になれること。そして、誤解が解けること。そして、恋の予感。恋の予感と同じ数だけの、淡い夢。・・・・ちょっとリリカルな表現だな。普段の文体とまるで整合性がとれていない。

同期:一番仲良しであり、一番のライバル。普段の世界とは違う、何かを見せてくれる。そして掛け値なしに信頼できる存在。その信頼関係。それが、同期。

うーむ:表現がリリカルだな。感傷的になっているのはなぜだろう。意味があるのかないのか。

文章とは:という書き出しで始まる文章をみる。むずがゆい。そんな高所からものをいわれたら、何もできなくなってしまう。書きたいことを書くだけ。そして、それが人にわかりやすく伝われば、それでよいのだ。もう一つだけポイントを求めるとしたら、それはきっと、書いたときに、心のうちに秘めていたものが、相手に伝わるように書いてほしい。それだけで、十分だと思う。

あと:30分ほどで上野到着。

人間が:丸くなったと何人かにいわれた。本当に丸いですか。というか、昔から丸かったと思うのですが、角張ってましたか。

新人くん:また新人が入ってくる。彼らに正しく何かを伝えられる(教える、などという大きなところからものをいう度胸はないし、能力もない)だろうか。彼らからどんなことが学べるだろうか。




2003/03/23 (日)

点取り様のお告げ:いくら考えてもよくわかりません 3点

感傷的:なぜだろう。感傷的になってしまっている。

頭の中が:落ち着かない。ゆっくりと落ち着きたいのだけど、何かが「はしゃいで」、ゆっくりとした時間がやってこない。同窓会で何があったわけでもないのに。

変な充実感:何をしたわけでもないのに、なにか強烈な充実感がある。今日が終わったことに対する充実感なのだろうか。




2003/03/24 (月)


2003/03/25 (火)


2003/03/26 (水)


2003/03/27 (木)


2003/03/28 (金)


2003/03/29 (土)

点取り様のお告げ:ごはんをおごってあげるよ。10点

ありがとうございます。

昔の自分:とあるところで送別会。すでに送られてしまった人なのだけど、別な人の送別会。そして、昔の自分に戻る。ごめんなさい。心の底から謝ること、今だからいえること(当時は絶対にいえなかった)、今だから笑えること(当時は絶対に笑えなかった)。そして、成長した(?)自分がいるということ。そしてそこに、自分がいた。よいことでもあり、悪いことでもあり、そこにはまだまだ若造だった頃の自分がいた。

頭が痛い:風邪を引いたのか、二日酔いなのか、頭が痛くて。仕方なく昼寝。ふうむ。でも、すっきり。

酔いつぶれ:吉祥寺近辺で酔いつぶれる人々多数。卒業式シーズンではありますが、飲む人はほどほどに。

俺は:これからどこに行くのだろうか。そして、どうなるのだろうか。3月になって感じるいつもの不安。




2003/03/30 (日)


2003/03/31 (月)



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