これまで頑丈という観点からのコンピュータは議論されたことがなかった。10年ほど前になるか、薄いノートPCを探していても、結局分厚いノートしかなくて、その理由も「使い方が乱暴だから、守るためにはそうせざるを得ない」ということだった。そして、時代は流れ、薄いPCも出てくるようになったが、結局、薄さよりも頑丈さがウリということになってきたのだろうか。
今後は、「HDDを外すと情報が全部消えるPC」とか、「割れない」とかいうキーワードが出てきませんかね。つまり、ソーシャルなハッキングにも耐えられるような製品。個人情報を守るには、なんたってハードウエアから。
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ユーザーがコンピュータを「強く」する
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050630/163719/
自分の家に金庫があれば、きっとその金庫があるかどうか、という判断も含めて安心はできるだろう。オンラインサービスはそうは行かない。つまり、遠くに金庫があり、その金庫がなくなっていることには気がつくだろうが、デジタルデータのコピーは事実上発見できない。そして、遠くに出かけるまでの間に、それが盗み見られているかもしれない。遠くの銀行からの帰り道に強盗に遭ったりするのと同じような原理かもしれない。
データは持ち出すな、というのが定石となりつつある世の中。オンラインサービスで保管するデータも、ある程度「漏れても大丈夫」なレベルにとどめておくことが重要なのかも。
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相次ぐデータ流出がオンラインサービスにダメージ--米調査
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http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20084742,00.htm?tag=nl
それが指であることを認識できなければ、大根だってゼラチンだって、ジャパニーズマフィアが切り落とした指だって、結局同じパターンを提供してくれる「モノ」でしかない。ということは、指紋認証であれば「指」であること、虹彩認証であれば「眼球」であること、そして静脈認証であれば「手のひら」であることが認識できることが大前提であるような気がする。でなければ、つまりは「読み取りのためのデータを提供するモノ」でしかなくて、つまりは「媒体」でしかない。
それが指であり、眼球であり、手のひらであること。安全な認証は、どれだけ複雑なデータを利用するかではなく、「間違いなくその媒体のデータを利用する」ことにあるのかも。
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静脈認証も安心できない? 大根で作った偽造指で認証に成功
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050701/163801/
実績のある手順が一番簡単、というのはわかる。でも、アイディア一つで、どうにでもなる。SIerは、そのアイディアを売るのが仕事であって、決して「実績のある高品質な作業」だけを売るのではないと思う。相手の立場に立った上流工程ができなければ、その下請けに入る以外に生き残る道はない。方法は単純。シンプルに、これまでの情報をいったん捨ててから考えれば、きっと出てくるのだ。
「より良いシステムをより安く」---そうならないのはなぜ?
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050703/163832/
間違って預金が増えてきたりはしないかな。おもしろいんだけど。でも、やっぱりこれも、7/2に書いたとおり、結局「誰」の「何」をもって、「その人」ということを認証するのか。それができなければ、どれほど複雑な認証を利用するとしても、認証と言うことの本質に立ち返って、意味がない。つまり、その人が持っている情報と、マシンが持っている情報が同じであることを持って認証すること。とすれば、きっと同じ情報が提供できればその人と認めてしまう逆の効果もあるはずだ。
そこから生体認証という「人」に着目した認証が出てきているのだと思う。でも結局、「その人の特徴と同じデータを提供」することができれば、やっぱり認証はIDとパスワードと同じレベルまで安全度が低下してしまうことになる。どうすれば、なんて野暮なことは言わない。ちゃんとした指であること、ちゃんとした眼球であること、ちゃんとした手のひらであることを確認するセンサを置けばよい。ついでに、ATMに並んでいる人を後ろからヒザカックンしてあげれば、きっとモノを持っているのか、手をちゃんとかざしているのか、それとも偽物の眼球を見せているのか、よくわかることでしょう。
イーバンク銀行の顧客がスパイウエアにより13万円の不正振り込み被害
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050702/163830/
そして、ネットはどう機能してくれたのか。そして、人々はどう戦ったのか。そして。(少なくともオレから言わせれば無関係な人々なんだけど、彼らから見ればきっと何らかの関係(それは戦争を支援した国の人々、というような、非常に薄い関係)があって、攻撃したと言うことなのだろう。
日本時間でも夜遅かったから、あまり取り上げられることもなかったニュースではあるが、アメリカ、イギリスときて、次はどこか、なんていう話もたぶん出てくるだろうが、そんなことをしてもしょうがないということに、マスコミも含めて気がついていないのか、気がつきながら恐怖心をあおることが好きなのか、オレにはよくわからないが、少なくとも、「二度と起きないようにすること」と「どこで起きても被害を最小限に食い止めること」が必要であろうと思われる。
つまり、ゴミはゴミ箱に捨てないで持って帰りましょう。特におじさん、網棚の上に雑誌を置いていかないでくださいな。怪しげな紙袋も、おいて帰ったりしないようにしましょう。最後に、何が起こっても、救出の手はきっと届くので、あわてず騒がず、とにかく救出がくる安全な場所まで移動するか、救出を待ちましょう。
発祥が「防災」(いや、正確には核攻撃から身を守るコンピュータ通信のため)というIPネットワークなのだから、その柔軟性と拡張性は折り紙がついていると言ってもいいでしょう。今まで普及してきたんだし。そう考えると、携帯電話なんかでメールを出すのはきわめてよいことです。110番とか119番もメールで受け付けてくれればよいのだけど、なぜか公に知らない。電話できない状態だってあるのだから、メールでも受け付けてくれればいいのに。
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ロンドン同時テロ:多数の一般市民に被害
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http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050708202.html
たぶん、PHSなんです。大根に見えるかもしれないけど、PHSなんです。それはテレビに見えるかもしれないけれど、PHSなんです。それが何であるか、という見かけはともかく、きっとPHSなんです。
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アップル製のPHSが登場?--ウィルコム、通信モジュールを各社に提供
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http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20085134,00.htm?tag=nl
今日からカテゴリを付けてみます。機能としてはあったのだけど、使ってませんでした。で、自分が記事を探すのが大変に(略)。
ロンドンで何が起こったのか。その原因を追及すること、そして犯人を捕まえて、背後までつぶすことは、もちろん重要だし、それが第一義だということに異論はない。が、そのとき、ネットワークはどう機能したのか。ITは、それがない時代にくらべて、どれだけのことができるようになったのか。そして、これからの改善点はどこにあるのか。これまではなかなかみえてこなかった側面でもあり、これから重要と思われる側面でもある。
ニューヨーク、ロンドン、そして、次はどこになるのか、なんていう意味のない議論(前にも書いたが、発生させないこと、発生しても最低限に食い止めることが重要だということに、週刊誌は気づくべきなのだが、気づいていて煽っているだけ、という気もしないではない)ではなく、こっちをもっと掘り下げて書いてほしいと思うのだけど。週刊誌でITとかネットワークインフラとか言われても、オヤジは買わないか。そりゃ納得。
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爆弾テロ事件で通話殺到--英国の携帯電話網が一時麻痺状態に
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http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20085186,00.htm?tag=nl
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ロンドン同時多発爆破事件:テロ防止に向けたハイテク業界の取り組み
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http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20085188,00.htm?tag=nl
机の上に書類を置いておくと怒られるんです、なんていう野暮なことはいいっこなし。とにかく、普段から傍らに置いておくことが重要なのであって、それを放置してはいけない、ということです。ついでにいえば、「無理があるときは遠慮なく改善提案をするし、とりまとめの部署も随時改訂していく」ことを怠ってはならないし、「理由をこねくり回して、提案を無視する」ことなどあってはならない。その昔、JISコードの書いてある漢和辞典を手元にいつも置いていた。簡単には変換できない文字が多かったから。でも、最近は文字認識ができるようになって、机の上に置くようなことはなくなった。ポリシーが、いつもそこにある、そして常にそれを見る、そんな挙動が日常になれば、きっと、机にしまうこともなくなり、ネットで参照できるようになることだろう。
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「セキュリティ・ポリシーは机にしまってはだめ」
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050708/164274/
その昔、よく見られた表現だし、今も出てくる表現だろう。ついでに、「Sorry, Japanese Only」なんていう「日本人専用」なる意味のないサイトが見られたのも、おそらく同じ時期だろう。ハイパーリンクの醍醐味を半減させる「こちら」なんていう表現。誰が思いついたのかな。一般の論文でも、リファレンスとか脚注に「こちら」なんて使わないのに。
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暗黙のインターネットルール
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http://japan.internet.com/wmnews/20050708/6.html
日常のトラフィックは3M/sくらい。でも、地震が起こると、300Mでも追いつかないくらいの帯域が必要となることがある。たとえばtenki.jpは、地震が起こるとものすごく重くなる。でも、その「非日常」を追求すると際限なく帯域は必要とされる。ある程度で「割り切る」ことが必要になる。であれば、どう判断すべきなのか。
選択肢は2個ある。つまり、現状の帯域で使用方法を変えるというパターンと、ダイナミックに帯域を変更できるというパターン。でも、後者は「非日常」がどれくらい起こるのか、という問題から、コストに跳ね返ってくる。ということであれば、おそらく勘のいい人は気がつくであろうQoSということになるのだろう。
では、その順位は誰がどう決めるのだろうか。無線の世界では、人命に関わる通信は、無条件に最優先と決められている(そのために混信している場合は、有線ではない通信を止める必要がある、と教わったのだが、記憶違いだろうか?)。だとしても、非日常の世界、ましてやテロが発生した場合の無線は、何が最優先なんだろうか?人命と背中合わせの通信が錯綜するのが現場だと思うのだが。
きっと、その筋では決められているのだろうが、警察、消防、軍隊とチャネルが多い分だけ、なにをどう決めればよいか、いまいち決め切れていないのかな。
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ロンドン同時テロ:非常時通信をどう確保するか(下)
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http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050711304.html
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ロンドンのテロ:読者の投稿写真激増に対応するメディア
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http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050711203.html
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