TeXLaunchの紹介

TeXlaunchとは。

文書作成には書かすことのできないツールであるTeXは、数学屋さんにとどまらず、非常にきれいな文書を出力してくれる上、基本的なテキストエディタで編集できたり、拡張性が高かったりするので、重宝している人も（大学の中では）多いようです。文化系な私も、レポートやマニュアルづくりにはTeXをかかさず使っています。マシンを選ばないで編集できるところがうれしいです。

私は、インプレスから出ているWinTeXを使っていましたが、シェアウエアなのと、編集できるファイルの大きさに制限があったこと、そしてなぜか一般保護違反が出るので困っていました。そこに、他力本願寺の和尚さんである岩熊さんが、フリーウエア版のTeXを紹介してくださいました。早速入れてみると、かなり高速の上に、軽く仕上がります。フォントの自動生成もかなりうまくいきます。ただし、そこにはひとつだけ問題がありました。WindowsはWindowsでも、DOS窓（MS-DOSではなく、DOS on Windows）でしか動かないのです。（これは私は別に困りませんが・・・呵呵(c)bear@tainsbbms)）せっかくだからグラフィカルにしてしまえ、ということで作りました。名前は、TeXLauncherにしたかったのですが、8文字を越えてしまうことと、ちょうど作ったのが昼メシの前だったことから、TeXLunchという名前にしました。DLL版のTeXのインストール方法については、TeX屋さんにあります。

特徴（ウリ）

とりあえず、バージョンにこだわらないで立ち上げることができます。引数の設定もエディタを使っていただければ問題ナシです。ただし、DDE LINKはつけていませんので、エディタやDVI Viewerがいくつも立ち上がるかもしれません。ただクリックしていくだけでコンパイルからpsの生成まで（もちろんエラーがなければ）やってくれるでしょう。設定ファイルで決めるべきものは、次の項目です。

エディタのフルパス（通常のエディタでかまいません）
コンパイラのフルパス（どんなコンパイラでも、第一引数がTeXファイルならOKです）
makeindexのフルパス
dvi2psのフルパス
DVI Viewerのフルパス
サンプル群のフルパス
TeX2TEXT（xtrを使います）
TeX2HTML（Perlを使うようです）
スペルチェッカ

これを初回起動時に設定するように指示が出ますので、適当なエディタで開いてセットしてください。引数も指定できます（っていうか、単なるテキストなのでどうって言うことはないんですが）。

保証・料金

こんなソフトにお金を払う人がいるとは思えませんが、それが何らかの責任を負わせるものでなければ、菅原はありがたく受け取ります。メールの一本でもいただければ、それだけで十分です。機能追加については、VBの習熟度と相談の上、重くならない程度にしたいと思っています。もちろん、ソースをもとに改造してくださって結構です。

なお、まじめな話ですが、このソフトは無保証です。作者は、このソフトの使用により生じた損害（物的または金銭的な損害などを指しますがそれらに限定されません）の責任は、いっさい負いません。逸失利益の請求、損害賠償などの責任は負いません。使用者の責任でお使いください。

著作権

著作権は私にあるようですが、ソースも公開しますので、どうぞ、使いやすいように改造してください。VC++あたりに移植するのもおもしろいでしょう。でも、その際は、１：元々の著作権が菅原にあること、２：菅原の元々のスクリプトの所在（つまりここのURL）を明記しておいてくださいね。

履歴

【更新履歴】　1998/11/23　勤労感謝の日なのに、勤労して作る。
　　　　　　　1999/02/05　試験が終わったのをいいことに、設定ファ
　　　　　　　　　　　　　イルをちょっとだけ変更。さらに使いやすく
　　　　　　　　　　　　　（バージョンにとらわれないように）した。

サブセットダウンロード（約16キロ）

このプログラムは、プログラムのソースと、プログラムだけが入っています。

メールをいただいた場合は、バージョンアップ（おそらく何回かするでしょう）のご連絡をしたいと思います。